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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

愛をケチるな

2019年5月6日

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

今日のタイトルは 昨年すごい興行成績を打ち出した「カメラを止めるな」風です。

世の妻たちは、「一生懸命」という事と、「管理」を履き違えている人が多いと感じます。

私の仕事場は大阪の北区という繁華街近くにあり、仕事終わりのサラリーマンたちが帰宅前に、ちょっと一杯と寄り道する店が沢山あります。
そこでは、まるで学生時代のクラブ活動の帰りに立ち寄った駄菓子屋さんのような感じで、顔なじみの客が集まります。そこで、殆ど毎日のように、立ち寄って、ワチャワチャ、話をして、アホなことを言いあって、笑っています。

お酒のアテは大したものは頼まず、少し物足りないくらいに、お腹を空かせて、解散します。

つまり家に帰ってから妻が用意してくれた夕飯を食べるのです。
それも楽しみかもしれませんが、こうした店で寄り道するサラリーマンの妻は、たいていお酒の飲まないタイプが多いようです。

だから夕飯は子供と一緒に、一汁一菜のような食事を採るようです。
もちろん、これで、いいのです。
でも、本当はお風呂上りにビールの一本もあれば、嬉しいことかもしれませんが、健康のためにも、風呂上りは、麦茶かもしれません。

私はサラリーマン達に聞いた事があります。
もし、家で、お酒に合うおつまみと、とやかく言われずにビールがあれば、家には寄り道をせずに、まっすぐに帰ると・・・・・・

妻には色んなタイプがいて、必ずしも料理が得意ではない人もいます。
ましてお酒を飲まない妻であれば、お酒のアテなども、どんなのが良いか、困ってしまうのです。
その上、子供も小さいとなると、子供と大人用の2種類の料理なんて、不経済ですから、子供用と夫用の料理を作れとは、口が裂けても言えません。

最近の男性は、優しくて家庭的ですから、特に妻も共働きで頑張って夕飯を作ってくれている夫には、無理な事は言えません。

でも、でも、心の奥では、ビールをゆっくり飲んで、お酒のアテを食べて、〆は白いご飯と佃煮でもいいという望みを胸に秘めているサラリーマンが多い事は知って下さい。

妻には、無理に負担になるような、子供向けの甘口カレーと大人用の2種類とは望まないそうです。
でも、お酒の好きな男性は、甘口カレーは飲んだ後に食べるから、出来れば、おつくりの一つもあれば、嬉しいというのです。

しかし、そんな事を言おうものなら、妻は、経済的な負担を告げ、おつくりは贅沢と言います。

居酒屋に寄り道しているサラリーマンの男性に聞きました。
家でビールを飲めないわけではないけれど、家には酒のアテがないというのです。

これはお酒代の節約にもなるし、おかずも子供用の1種類で済むので、経済的だと妻は言います。「家計のことを一生懸命に考えて節約をしている」と・・・・・

どちらの家庭も夫のお給料で生活を賄っているので、その中で苦戦しているのはよく解ります。

しかし、この「一生懸命」というのが曲者です。

缶ビール一本、家で飲めることが、夫の寄り道が少なくなります。
お酒のアテを一品、夕食のテーブルにあると、夫の足が家に向かうでしょう。

一生懸命に家計を考えて節約すると真顔で言うより、その努力を、一品のアテ作りに変えてみませんか?

そうすると、夫の小遣いは毎夜の寄り道に使わなくていいので、子供の玩具代に回ります。
また、夫も小一時間帰宅が早くなります。
妻のあなたが夕飯の準備や片づけをしている間に、あなたが子供と遊んでくれている事を、妻はどれほど、心が満たされるか・・・・・

缶ビール一本、家庭でサービスする事で、色んな相乗効果が生まれます。
妻のあなたが眉間にしわを寄せ、「節約」を考えるより、夫の心の和みを生むことに一生懸命を使いませんか?

妻の一生懸命は、ちょっと不器用すぎます。
愛情をケチる事が、家計に悪影響を生むはずがない。

むしろ、ちょっと、夫の大好物を用意するだけで、夫は家庭を大切にします。
果てはそれが夫の出世にも関係し、本当の意味で、給料アップし、生活もアップします。

妻が「私だって一生懸命なの」と、声高に言う前に、夫たちは、声に出さず、耐えているのです。

まだ、一杯飲み屋さんに寄り道をしているくらいなら、良いのです。

でも、こうして、寄り道をしてでも飲みたい男性は、会社の同僚で、ちょっとお酒を飲める女性と出会ってしまうと、二人でお酒を飲む機会を持ち出します。

不倫の始まりって、意外とこんな風なたわいない事なのです。

夫に不倫をされてから、「早く帰って来て欲しい」と夫のスマホにGPSを仕掛けても手遅れになりがちです。

料理を苦手とする妻は、出来れば夫が外で、食事をして帰って来てくれることを喜びますが、外のお酒や食事を独りで楽しいはずが無い。

男性は家を一歩出ると、7人の敵がいると言いますが、本当は7人の味方もいるのです。
独身の女性だって、楽しくお酒を飲める男性を求めています。

妻の貴女が、夫の帰宅を喜ばない状態が長く続くと、自分と楽しくお酒を飲んで語らい、唄い、口にあった食事も付き合ってくれる女性を求めるようになります。

不倫の因子は、意外とこういう所にあるのです。

どうか、お酒を飲む夫を持つ妻は、夕飯から考え直してください。
目くじらを立て、家計簿とにらめっこしていると言いたいかもしれませんが、そういう妻こそ、意外と無駄使いもしています。

家計を節約する事と、夫のビールを減らす事と同一で考える前に、むしろプラスの考え方。

夫が家庭に居つくように、缶ビール一本を気前よく出す方が、最終的には夫はよく働くことになるでしょう。
発泡酒だと100円くらい。
お酒のみは、癖が悪いので、1本が2本となります。
でも、いいじゃないですか。
たまには、許してあげる心。
たまには閉める節約モードの緩急があってもいいのでは?
愛はケチらずに、気前が良いくらいが和やかです。

では今日はここまで。

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