夫婦は話し合ってはいけませんVol，5
そもそも、男性は何故、エッチなのか？Vol.2
前回は、夫という男性は何故エッチなのか？について、下品なことほど、男性は好むのだと書きました。
ある意味、妻が、下品な事を嫌うタイプであればあるほど、その真逆の下品な嗜好があるとも言えます。
もちろん全員とは言いません。中には真面目に妻一本で、わき目も振らずに仕事が終われば真っ直ぐに家に帰る夫もいるでしょう。
しかし、このコラムを読んでくださっている妻は、少なくとも夫の浮気問題に悩まれている方だと思いますから、そういう夫は妻とは違うタイプを求めて浮気をしている場合が多いのです。
だから、夫が妻以外に、何を求めているかを、知らないと根本的な解決は出来ません。
私の所に相談に来る妻にこういう質問をします。
村越「ご主人は浮気に対して何を求めていると思いますか？」
相談者「癒しや、安らぎだと夫から聞きました」
村越「何故、家庭には癒しが無いのでしょうか？」
相談者「私が色々、詮索したり、口うるさく言うからだと思います」
村越「何故、詮索をするの？」
相談者「夫の帰りが遅かったり、女性の影が有るからです」
村越「では 女性の影がなかった時代も詮索をしていたの？」
相談者「それはないですが、子供も騒がしくって・・・」
ね、ピントがずれた答えだと思いませんか？
そうです、何もわかっちゃいないのです。
妻の詮索も、元を正せば、浮気の可能性ありきの話です。
ここを、言葉で聞くものだから、夫は綺麗ごとの言葉で返すしかなくなる。
家では癒されない・・・・・当たり前です。
浮気をしている男性は後ろめたい思い以上に、ばれたらどうしようと考えています。
これは相談者の人と私との分析は意味が違います、
相談者は、夫が妻にばれると妻に悪いと夫は思っているのだと言うのですが、そんな浮気をする夫は、妻の心情を思いやっているのではありません。
浮気をする夫は所詮自己中心ですから、浮気を継続できなくなることを一番恐れています。
もっと言えば、妻が浮気を知る事に寄り、浮気相手の所に怒鳴り込んでいったら困ると言うものです。
何なら、妻よりも浮気相手の心情を慮っているとさえ言えます。
しかし、妻の方程式は、浮気が妻にばれたら、浮気相手と別れて、浮気は終わるはずだという決めつけです。
でも、夫の本音は、妻にばれたから、妻の関心を反らす為に、「俺を信じられないなら、もう夫婦として終わりだな」と脅かすのです。
こんな事を言い、妻を脅かす夫が、妻と再び、修復に努力するとは、考えられません。
だから、妻にばれた途端に
「浮気相手とは別れた」と火消しをするしかないのですが この火消しとは浮気を終わらせる事ではなく、妻の疑いの目を、他にすり替えるという火消しです。
だから、これ以上夫を疑うな、とか、詮索したら、離婚だと、妻の非をなじるのです。
でも片や、現実はご主人は、何とか浮気を妻にばれない様に、コソコソしてきたので、そりゃ家庭は落ち着かなかっただろうな、と言う事です。
それが「癒されない」と言う言葉になるのですが それは何かというと諸悪の根源、夫である自分の誰がまいた種なのです。
だから何故 そんな浮気をしたの？と聞いても、本当の事をいう筈がない。
でも、言葉で聞かれると、言葉で答えるしかないから、「癒しを求めて」とかのきれいごとを答えるのです。
綺麗ごとと書きましたが では、綺麗ごとではない本音とは？
それはエッチで、スケベで、刺激を求める夫という姿を妻にさらす訳にはいかないのです。
何故でしょうか？
妻がこれほど、夫と向き合いたい、本音で語り合いたいと思っているのに、夫の願いは別の所にあります。
つまり夫の本音を妻には告げられないという、下品な事を好きだという姿を見せられないという苦悩が有ります。
もし浮気相手との間に、癒しがあったとしたら、構えないで済むという安心感や、本当はエッチでスケベな自分を認めてくれる・・・・・何なら同じように、エッチでスケベなセックスを楽しんでくれる、という利点があるのかもしれません。
その浮気相手は、人の夫にちょっかいを出しているという罪の意識は少ないです。
そんな理屈ではなく、会えばセックスをして楽しむという快楽主義ですから、夫もその愛人と会えば、日常を家庭を忘れさせてくれるし、何なら、浮気相手とは、罪を一緒に背負ってくれているような一体感があるのでしょう。
それに反し、妻の存在は、夫を責めるだけの存在となり、煙たい存在で、離れたら離れるほど、夫を「家庭人としてあるまじき夫」となじってきます。
それは何故でしょう？
つまり、ここでも「話し合い」というコミュニケーションを求めて、夫を責めます。
これでは コミュニケーションとは言えませんし、そもそも、浮気をしている夫はちょっとでも妻を避けたいので、話しは極力したくないのです。
それで一層疎外感を感じた妻は、話し合いと求めてきますが、そういう真面目な妻は、とうてい、夫の下品な希望を理解するはずがない。
そういう点に、夫は妻と「共感性」がないと感じてしまうのです。
でもね、私も主婦でしたから 妻の気持ちの方が良く分かります。
結婚したのに、非日常がいいなんて、正直言って、意味が分かりません。
しかし、この仕事を長年してきて、「男と女は違うのだ」と言う事を知りました。
だのに、妻という立場は、夫婦は共感性を持つのが一番と考えている割には、夫の趣味嗜好を理解しません。
そういう溝が夫婦の距離を生んでしまっています。
コミュニケーションが、男女の溝を埋めるのではなく、違いがあると言う事を理解する事が第一です。
男性にも生理現象として性欲がありますので、それは妻とするほうが、楽ですし、問題は起きません。
それなのに、わざわざ、人の道を反れた浮気や不倫をするという男性は、刺激を求める物だと言う事です。
もっと言えば、刺激はセックスに繋がるので、刺激のないセックスは良いか悪いは別として、段々、意欲は失せて行きます。
その中で、堅い説教ばかりをしてくる妻には、怖くて手出しを出来なくなります。
だから、もう言葉で、夫と会話をしたいと望むのは、止めませんか？
100の言葉より、1のボディータッチ。
正しい事を並べるより、夫の本当の好みを、聞きだす力が必要です。
貴女が、正しくあれば、あるほど夫は品行方正を装わないといけなくなります。
貴女は、エッチで、スケベエな夫では嫌ですか？
もし、そういう下品な事が好きだという本音を夫が言うと、気持ちが悪いですか？
そうなると、夫は自分を否定されているように感じるのじゃないかな。
そして、そうなると、夫は益々、自分のスケベエな事に付き合ってくれる女性が必要になってきます。
貴女が求めるコミュニケーションによる夫婦修復は、悪循環を生んでいると思います。
男性は結婚して、セックス面も段々向上したいと思っています。
とても、こういう向上心？が豊かですから、エッチなDVDが売れたり、ネットで、そういうサイトにアクセスをするのが男性です。
ここを妻が忌み嫌うようでは、溝が深くなります。
当然、そんなサイトは女性の我々には、気持ちはよくないですが、夫までがそういうものを望まないと考えるのは間違いです。
それは貴女の希望の投影です。
夫がエッチな画像をPCで見たり、週刊誌のヌードに、何歳になっても釘付けになるのは、男性なら仕方がないのに、貴女は夫とどんどん、清廉潔白に仕立て上げていませんか？
男性は何故、そこまでエッチな事を望むのか？
本当には 私にも分かりません。
でも、男性には、セックスというものが、自分の採点の一つになっているようです。
いくつになっても、セックスが出来る男と言うものが、男の自信につながるようです。
それが仕事の意欲にも関係する事も聞いています。
だから日常的なセックスでは、もよおさないとしたら、そこには刺激を注入してセックスのある生活を継続したいのです。
しかし、寄る年波のせいで、それが出来ない場合には、刺激を加え、奮い立たせる必要が出てきます。
それが、目で見る刺激のヌード写真であったり、バイアグラという薬になります。
そうして男性は、刺激を何等か加えてでも、セックスを続けたいのです。
例え、その頻度が落ちたとしても、男性には それが必要なのだと言う事を覚えて下さい。
だからこそ、刺激が必要だと言う事も、併せて覚えておいて下さい。
テレビの街角インタビューなどを思い出して下さい。
性欲が無いお年寄りでも、男性は、エッチな事ばかりを言ったりします。
幼稚園では男の子は、おしっこや、お○ん○んの事を言っては、笑いこけています。
そんな年齢から男という生き物は、下ネタが大好きです。
それが家庭を持った途端に、なくなるはずがない。
交際中は、下ネタもよく話し、実際、セックスもよくした男性が結婚したり、子供が出来た途端に、性欲が皆無になるはずがない。
だから、何年も妻とセックスをしていない夫婦だとしたら、それは妻もつらいかもしれないけれど、夫にとっての方が死活問題なのです。
その事を、言葉で聞くと、夫は言葉で嘘をつくしかないのです。
健康診断には定期的に行っても、夫婦の現状を見直した方は少ないと思います。
一度、夫婦の危険度をチェックしてみる必要があると思います。
あなたが、本当に夫と向き合いたいなら、一度、私と現状を分析してみませんか？
また、男性諸君、エッチでスケベ呼ばわりをしたこと、お許しください。
ね、男性の悪口言わせたら天下一品の私ですから、男性の相談をお受けしない理由は分かってもらえますか？
男性をここまで、コケおろす私ですから、そんなことを言いつつ、男性の味方をするのは、何か裏切り者のような気がして、この際、男性の相談はお受けしない方針を取る事にしました。
どうか、ご理解をお願いします。
では今日はここまで。
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