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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

浮気をやめさせる為のセオリー

2014年11月2日 公開 / 2016年7月23日更新

テーマ:夫婦は話し合ってはいけません

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

よく妻からの質問で、夫の浮気をやめさせる方法はないですか?と聞かれます。
それには、本来の夫婦の関係性をお聞きしないと、一言で言えないのですが、簡単に言うと
その浮気の種類によりますが、もっと言えば浮気相手のタイプによると言えます。
そもそも男性の浮気心は 最初から家庭を怖そうとか捨てようとは思っていません。
でも、そうなるというのは 浮気相手のタイプによるところが大きいのです。
浮気をする夫は何も最初から妻に対して悪意はないのです。
「騙してやろう」とか「裏切ろう」なんていうことは 決して最初から考えているのではないのです。
最初は、遊び気分で、ちょっと進んできたら、このままばれずに行きたいと考え出します。
その頃に、妻に浮気がばれて、これからどうする気?との質問に、自分でも分からなくなり
「自分で自分が解らない」と答えたりします。
それでも詰め寄ると、「少し時間をくれ」とか、または「3ヶ月だけ考えさせてくれ」とか言い出します。
それは妻に取れば 3ヶ月掛かって浮気相手と別れて来てくれるとイメージしますが 決して「女性と別れるための時間」ではなく、むしろ妻とどうしようかと考える時間である場合もあります。
特に妻との喧嘩がヒートアップして、女性との別れを示唆され、行き詰まった夫は、浮気相手と
別れて来ると家を外出する場合などは、実際別れ話をするというより、単に妻にバレたと報告しに行くだけという時もあります。
これで 家に帰ってきていかにも浮気を終わらせて来たと妻に報告しても、単に浮気相手へと逢いたくて行っている場合もありますし、最悪は今後は迂闊に会えないけど、二人して頑張ろうという会議の為に出かけているということもあります。
しかし妻にすれば、夫が反省して、浮気相手と別れて来たと言うことを信じることで、一歩前進しようとするために、帰宅した夫を疑うことがそれ以降はできなくなります。
つまり、今後の夫の動向に、疑いを持つことも許されなくなり、信じることを妻の方が努力を強いられると言うような、奇妙な約束をさせられます。
その結果何が起きてくるかと言うと・・・・・
「夫が信じられません」
「夫を信じられない私はどうしたらいいのでしょうか」
「夫婦でやり直そうとしたけど、相変わらず夫が冷たい」
これに付いての答えですが、夫婦のやり直しを急ぐあまり、するべきことを怠っていると言うことなのです。
要は夫婦がやり直し出来るか出来ないかの以前の問題として、浮気の終決を確認しましたか?という問題です。
これを言うと、憎まれるかもしれませんが、浮気は嘘の塊だったはずです。
いつ、女性と始まって、いつ女性と会っていて、いつ深い中になったか?なんて妻にはこれまで何ひとつわからなかったはずです。
恐らくほとんどのことが仕事を口実にされたり、飲み会で遅くなるというような言い訳であったはずですから、妻である相談者は全部、ごまかされていたはずです。
どうしても浮気は物理的に時間を作らないといけないと実行できません。
夫は長い時間をかけ浮気を成就させるために、使途不明金と使途不明時間を作らないと、これまでと一緒では浮気は成し得ません。
そういう意味で、浮気の性質上、妻へは嘘の塊と化します。
そんな中、妻にバレたからと言って、すぐにその時点で、正直な真人間になるはずがないのです。
もっと、言えば罪の意識とは妻にばれて、すぐに罪の意識に切り替わるほど、真面目な人間性なら、そもそも、浮気なんてしないので、妻にバレたから、浮気を止めると宣言したなら、それも嘘だろうという疑いくらいは持たないといけないのです。
夫を信じてはいけないと言っているのではないのですが、浮気というのは嘘の塊であると言うことを知っていれば、浮気が終わる段階というのは夫が別れて来るという時ではないと言うことを知ってほしいのです。
ましてや、浮気を終えると言いながら、妻を攻めたり逆ギレしているときは、まだ反省などはしていない証拠ですから、そういう症状があるときは、浮気が終わっていないと考える方が無難だと思います。
でも本当はそこに至るまでの間に、それが未然に防げたり、または小さな浮気心の段階で、ボヤの火消しが出来ていたら、そこまでの大火事になる事はないのです。
では それはどうしたらいいかと言うと、それはある程度のアンテナを張り巡らせておくしかないのですが そのアンテナに違和感という感覚を感じたら、そこはチェックするしかありません。
で、その違和感というのは、ちょっとこれまでになかった行動とか予定を入れ出したりするということなのですが それは時期というのがキーワードです。
まず冒頭にも書きましたが夫は最初から、家族を欺こうとはしていません。
そういう浮気の初期の頃には、罪の意識を持っています。
浮気問題に悩む妻は夫の反省を求める人が多いのですが、反省とは罪の意識がないと生まれてきません。
そういう意味では 夫の罪の意識は、バレた時よりも、浮気の初期の頃がピークであり、逆にばれないようにと、ビクビクしています。
その時点で浮気を見つけていたとしたら、やはり浮気をすることへの難しさも実感し、簡単に妻を騙せないと反省するので、むしろ反省を求めるのなら、この時期がベストです。
この時期を逃せば、その後は、だんだん効果が減少しますし、もっと言えば夫婦関係が終わってしまうことにもなり兼ねないのです。
そういうことで この浮気の始まりの初期の頃には、罪悪感もあり妻への嘘にも慣れていません。
そこでお灸を据えておくと、初期で終わらせる事にも成功しますが、長い時間浮気を放置していると浮気相手と、それなりに絆も生まれていますから、そんなに簡単に別れられなくなると言うことです。
それどころか、若い女性なら妊娠してしまうというアクシデント?も起きれば、ご主人が悪い人でなければ、余計に無碍な事はできなくなりますし、万一堕胎でもしていれば、女性に対しても罪の意識が夫には生まれています。
そうなると、夫の浮気に気付かなかったという妻の「信じていた」というのは何も美談ではなくなるのです。
長い時間を浮気する二人に与えると、そこにはふたりの歴史が生まれます。
二人が困難を乗り越えると絆が出来ます。
二人が年末に近づくと、クリスマスは一緒に過ごしたくなりますし、新年という新しい年を二人で迎えたくなるものです。
こうしたふたりに時間を与えると言うことは、益々ふたりのチームワークを育ててしまいますので、
そのあげくに妻にバレたからと言って、すぐに別れるということにはならないと言うことを妻には
知ってもらいたいのです。
逆ギレするのは、浮気という恋の行く手を邪魔されるから夫は腹が立つのです。
妻に家事をきちんとしなかったからとか、子育てに妻が髪を振り乱して夫に優しくなかったからというのを浮気の口実にしている場合は、妻を悪者にしないと夫が悪者になるからです。
では何故、夫は妻を悪者にしてまで 自分の浮気を正当化させるのでしょうか?
それは 浮気を隠したいためとか、後ろめたさとか、それは浮気の初期の頃の状態であって、本当は万一の離婚を視野に置いている想定である場合が考えられるからです。
夫も浮気がバレて離婚とすると慰謝料も請求されがちですが、その原因に妻にも同じくらい悪い面があったとすれば、慰謝料請求もドローになります。
こういう知恵を持ち出すのは 浮気も佳境に入ってからです。
最初の後ろめたさの時期を逃すと、浮気が成就した後なら、せっかくの努力をそう簡単に棒に振れないのは当然です。
そこに、浮気を止めてほしいとか、浮気相手と別れて来て欲しいと言われたら とりあえず言うことを聞いたふりをしなければなりませんが それで本当に別れることができなければ、万一浮気の継続がバレた時に攻撃を受けないための予防策に妻の攻撃の牙を取っておかなければなりません。
それが妻を悪者にして反省させると言うことなのです。
この基本の軸を覚えておけば、その都度の行動を妻である相談者は 何をすればいいか、または何をしてはいけないかの判断がつきます。
嘘をつかれたからといって 話し合いで嘘をつく夫が急に浮気を反省すると言うことはまずありません。
また浮気がバレたからといって、すぐに別れると言うこともほぼ、ないと考えるのが妥当でしょう。
と、言う事は同じ話し合いをするならば、この初期の頃が一番いいと言うことになりますし、物事がこじれない内に、芽は摘んでおくというのが妥当です。
でもたいてい、善良な妻は、そういう初期の頃の夫の嘘を見抜けません。
そこでそういう初期の芽を摘む時期はたいてい逃していますので、その後に話し合いは効果がなく、むしろ、何も別れさせ作業が出来ていない中で、妻に疑わないことを約束させられると言うことが起きるので、私は日頃から 浮気が明白になった時点で、話し合いはやめてほしいと唱えています。
浮気の証拠もない中で夫に浮気を白状させたいというのは夫に反省してもらいたい一心だというのはわかります。
何故あやまってもらいたいか?その目的は反省をすると 浮気もやめるであろうという順番で考えていますが、そもそも妻を悪者にしようとしている夫に、反省を求めるのは、お門違いと言うか、恐らく叶わないでしょう。
ということで、浮気を終わらせる為の話し合いは浮気の初期の頃にだけ効果がありますが、長い間、夫の浮気に気付かなかった妻が夫の心を反省するところまで、動かせる訳はありません。
話し合いで動かせると信じていること自体が、間違っているし、うぬぼれと言えるのです。
今日は、これまでの「話し合いはしてはならない」ということの締めくくりのような話になりましたが、反対に話し合いの効果的な時期は初期だと言うことを知って頂き、効果的というのは時期があることを知って下さい。
浮気を終わらせるセオリーというのは 夫婦の数だけ、その方法も違いがあります。
もし、誰にでも当てはまり共通して使えるノウハウがあるなら、ノーベル賞ものでしょう。
ネットで優良な情報は氾濫しています。でもこうしてこのコラムにたどり着いた方は、一般論では解決しないということを経験された方かもしれません。
今日のタイトル、「浮気をやめさせるセオリー」と書いたのに、今から残念なお知らせがあります。
誰にでも通用する解決策はありません。
夫婦の実態を聞きもせず、ネット上で書かれてあるのは、「一般論」に過ぎません。
あなたが自身の問題を一般論で解決出来ないから、このコラムを読まれている訳です。
本当に一般論で解決出来るなら、私はそういう辞書を手に、「何ページの何行を読んでください」と言うでしょう。

十人十色。
夫婦の数だけ、問題は分かれます。
そういう個人的な問題には 個人的なパーソナルな取り組みが必要だというのが
「浮気をやめさせるセオリー」の説明です。
ごめんなさい、具体的な事を、何も言えなくって。

私のサービスである15分無料電話相談では、個々の具体策までは出来ません。
いきなりお電話を掛けて「夫の浮気をやめさせる方法を教えて」と言われる方がいます。
ここでも、ごめんなさい、というしかありません。
タイトルで「浮気をやめさせるセオリー」と書いてあるのに、結局は具体的な事言えません。
でも、それは方法がないのではなく、あなたに合った方法が今は見えないと言うことです。
決して意地悪で、勿体つけているのではないことをご理解ください。
では、今日はここまで。

この記事を書いたプロ

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