浮気終結と夫婦修復は別作業
またもやゲス不倫が・・・・・
ハワイで結婚式をあげたことへの週刊誌の突撃取材に、「妻も家族も愛していたが、彼女(愛人)も愛していたことの証明に式を挙げた」と述べたそうです。
ある意味、ぶっちゃけすぎて男らしいと言うべきか?
いや、もうここまでばれたら、今更取り繕っても、有権者の反撃を買うだけだから、そう言うしかなかったのだろうと思います。
最近はこういう不倫事件が多くて少々のことなら、驚かなくなりました。
それにしても、多すぎる不倫。
年齢、職業、地位に関わらず、本当に多い。
ただ、その後の身のふり方に違いがあるだけで、中身は大きく変わらない。
しかし、当方があえて、分けるとしたら、不倫がばれた後の身の振り方です。
または、不倫がばれなくても、家庭をどうするか?と前からどのような発言を妻に述べていたか?
例えば不倫をしている夫は、帰宅時間が遅かったり、休日にも家におらず、子育てに関与しないとか、お金の使い方が浪費的だとを巡って夫婦喧嘩が起きています。
そんな時、嘘でも妻や家庭が大切だからと「雨降って地固まる」と言うか、ここで開き直るか、どうかです。
開き直る場合は、浮気以前の段階で、夫婦の関係がとても悪化していて、その結果、妻以外の女性に心が行ってしまってのっぴきならなくなったと言う場合と、夫婦の関係はさほど、悪くはなかったが、ちょっとした出来心で、魔がさして浮気をしてしまった場合とは、その後の対策が違って来ます。
だから、当方にお電話をしてきてくださって、「夫が浮気をしました。浮気相手と終らせる方法を教えて下さい」と言われても、その浮気自身がどういう浮気なのか、それをお聞きしないと、この先に進めない。
妻は夫から聞いている事をすべて鵜呑みにして、浮気の実態を分っているつもりでも、それ自身が嘘をつかまされている事もあります。それを私に教えてくださっても、途中から辻褄が合わなくなってくるのは、元々の情報ソースが間違っているということです。
つまり、浮気問題を解決する為には、その浮気がどういう種類の物なのか、まずは分析が必要ですが、その分析を、妻が自分で追及すると、その事自身で夫婦関係の溝は大きくなり、決壊してしまいます。
よく浮気問題を終らせる為に、浮気相手の女性に、慰謝料を請求したり、まずは事実をつかむ為に、探偵をつけたりしたら、その事自体が、夫を益々遠ざけてしまわないか?
何なら、夫がそれをきっかけに離婚に大きくハンドルを切らないか?と問われます。
これは、妻の恐怖心がそう思わせているのですが、本当はそうではありません。
元から離婚を考えている夫のケースであれば、妻が浮気を気づく前から、夫の方から、妻と離れることを提案しているはずです。
それが、もっともそうに、(関西弁で、良いことのように、という意味です)別居や、単身赴任や、独りになりたいとか、理由はそれぞれですが、とにかく妻とは離れて暮らしたいという主張を夫がしているはずです。
この場合、夫は浮気を隠して・・・・・あるいは、浮気は認めたものの、自分たち夫婦が上手く行ってないのは浮気が原因ではなく、夫婦の性格の不一致なのだと、言われることです。
それを言われて、訳が分らなくなっている妻は、夫に詰め寄り、要らぬ喧嘩を繰り返します。
その段階で、夫婦の関係はよけいにこじれてしまい、言わなくても良いことまでを言っているので、もう話し合いの余地どころか、妻と修復する気持ちを、ここで失ってしまいます。
そこで 私のところに相談をしに来られ、まずは要らぬ喧嘩で、浮気を白状や謝罪をさせようとするのは得策ではないと、諭し、とにかく事実確認が優先だと伝えると、「探偵を雇うことで、益々夫の気持ちが離れないか?」と聞かれます。
ここが皆さん、誤解をされているのです。
先に書いたように、夫婦の気持ちが離れる理由は、その夫婦喧嘩です。
ここで収拾のつかない不毛な喧嘩をするので、夫婦の距離は開いてしまいます。
でも、中には夫婦喧嘩はまったくしないで、いきなり夫から離婚宣言をされてしまう妻もいます。
とても気の毒なのですが、これは、妻が鈍感すぎるからなのです。
つまり、夫が浮気をしていても、全く気づきもしなかったというケースです。
これは、ある意味夫を信じていたから、という美談のように聞こえますが、ある意味夫の言動の変化に気づきもしないという関心の薄さです。
夫はこれを日ごろから感じていたら、妻の無関心にとても寂しさを覚えています。
そういうときに、ひょいと夫の前に、ハートフルな女性が現れたら?
当然、そちらに靡き(なびき)ますよね
*こんな難しい字なんだ・・・・書いていながら私もびっくり。
そこで、妻が「改めますます」と言ったところ、すでに始まってしまった浮気は収拾つきません。
つまり、すでに存在する浮気を終らせる方法と、浮気をしないように予防する方法は違うのです。
すでに存在する浮気を終らせるには、ある種、外的圧料を掛けないと終らせることは中々難しい。
それを妻が夫に浮気を反省を促し、夫自身で浮気を終らせるようにと、夫に説教したところで、夫は自分は悪くないと思っているし、そもそもは妻にほったらかされたと、自分勝手な理屈で、踏ん張っているので、夫自身は反省する訳がない。
だから、ここは歩み寄れないとなると、決裂か、または反省したふりをするだけなのです。
これでは根本的な解決になりませんが、妻がうるさいから、終ったふりをするだけなのです。
確かに、心の底から、妻を傷つけたと反省する、素直な夫はいます。
しかし、数の割合からしてそんな素直な夫は、数えるほど。
逆に、そんな素直な夫を持つ妻が 私のところに相談にもくる必要もないので、そんな案件にめぐり合ったことがないと言うほうが正しい。
むしろ、そういう素直な夫を持たない妻が私の所に相談に来られるのですが、多くの妻は誤解をしています。
「夫が浮気をして、それは一段落したのですが、何故か、夫婦関係がしっくり行かない」という相談です。
これは、一段落したように、思わされ、浮気が終ったと聞かされ、その結果、「終ったことに、いつまでもぐずぐず言うな」とばかりに、不満を告げることすら、許されなくなってしまうのです。
この話題は、これまで、コラムでも何度も書いてきた課題です。
でも、何故かここを理解していただけないので、口を酸っぱくして告げている事です。
どうか、分って下さいね。
事実関係を掴み、解決に向けて妻が働きかけるから、夫婦関係が悪化するのではないのです。
妻は、何の証拠も掴まないままで、夫と問い詰めて、浮気を白状させたり、反省をさせようとする、その事で夫婦関係は悪化するのであって、探偵をつけたからと言って、「離婚」に傾くのではありません。
むしろ、「探偵をつけたら終り」と決め付けているのは、妻の決め付けであって、むしろ何もしない事の方が危険なのです。
相談者の誤解は、他にもあります。
よく、夫が浮気をした場合、弁護士先生のところに相談に行かれる方は多いです。
これを駄目と言う事ではありません。
情報は多いに越した事はないですから、参考意見を聞きに言ったというなら、いいのです。
でも、それをご主人に言う必要はないのです。
何故なら 弁護士の所に行って、聞いてきた情報は、財産分与の話であり、慰謝料の相場であり、養育費や親権の話だと思うのです。
これら、すべて別れた時の話です。
そうです、探偵を雇ったとか、浮気相手に慰謝料を請求した場合は、「離婚へ向かってしまうのではないか?」と、恐怖心を持つと言いながら、妻の行動は、弁護士の所に行って金銭的な話をしてしまっているのです。
もちろん、離婚を決意しているなら、それもいいとは思います。
しかし「もし離婚になったら?」という想定で、慰謝料の相場とか、財産分与の話題になってしまっているのは、万一に備えての話題ならいいのですが、中にはこれを夫に話す妻がいます。
これではどうしても離婚に向けての話に聞こえてしまいます。
そこで、今度は私のところに来ては、「離婚をしたくないのです」と言われます。
夫には弁護士の所に言ってきたと脅かし、私には離婚をしたくないと言う。これでは言動が一致せず素直に話す相手を間違えています。
すべての弁護士が離婚に向けてのアドバイスをしているとは思いません。中には離婚回避のアドバイスをされているでしょう。でも、その内容が、どちらかは別にして、妻の本心は「離婚は避けたい」という相談のはずなのに、弁護士の所での答えは、離婚に向けての金銭的なアドバイスが主であることが殆ど。
妻も、それに対して、離婚したいわけじゃないと再認識したにも関わらず、「弁護士のところに行った」という事だけを夫に伝えます。
つまり社会通念上、弁護士の事を「第3者」を立てて、と聞こえてしまいます。
一般的な、解釈だと事を荒立てるとは、裁判をしたり弁護士を立てたりする法的な話に移行することを言います。
要は弁護士に相談に行ったと言う事は、夫に喧嘩を売っている事と同じ意味になります。
もし日本一の通訳をつけたとしても、「弁護士に相談に行った」を→「私は離婚をせず、仲良くしたい」とは
訳しません。
もうこうなると夫の理解を超えてしまいますが、話を原点に戻すと、そもそもが夫の浮気だとしても、
その事で、離婚をしたいのが妻の方だという言動に聞こえてしまうのです。
では、何故こう言う事になるかと言うと、妻がやり方を間違えているし、弁護士という方の使い方を誤解しているからです。
夫に、「弁護士のところに相談に行った」と告げるのは、宣戦布告と同じになるのです。
今、夫に、浮気相手という女性が具体的に存在し、妻はそれを止めさせたいと思いつつ、夫には喧嘩を吹っかけるしか方法を知らないとなると、事態はドンドン悪い方向へ向かいます。
嘘ででも夫が妻と今後もやって行きたいと言っているなら、まだしも、妻には離婚や別居まで言ってしまうと
弁護士のところに行ったというのは「渡りに船」になってしまいます。
誰が悪いかというと、浮気をした夫が一番悪い。
でも、その夫の操縦方法を間違えると、妻が一番損をします。
何故なら、夫は今離婚をしたいと考えているのですから、そこに離婚の話しを相談に弁護士のところに行ったと告げるのは、妻も離婚の話しを進めるイメージを与えます。
これは夫に取れば手間が省けてラッキーとなるのです。
何故なら、慰謝料も、養育費も、相場を妻が弁護士に聞きに行き、それを述べると言う事は、もう離婚に向かうしかなくなるのです。
それなのに、妻の本心は「離婚をしたくない」なので支離滅裂です。
これでは夫がいくら優しくっても、そちらに滑り出してしまいます。
何故なら、ここでも妻は優しくないからです。
ここでも妻は夫を脅かすという手法しかとってないからです。
そもそも夫は妻が冷たいと感じていますから、この段階でも妻は夫を脅かすことしか出来ないとなると
夫は、他の心優しい女性に行ってしまうのも無理ない話。
何度も言います。
浮気をする夫が一番悪い。
でも二番目には、同じ位に妻も悪い。
そこを分らずに、相変わらず、強気に脅かすことしかしない妻は
いくら私が間に入っても、修復は難しい。
妻は、夫に素直になる事が出来ず、夫をルールでしばり、ルール違反を少しでもしようものなら
鬼の首を取ったかの如く、「私は離婚も辞さない」と言う脅かし手法しかとらないと、夫にしたら
それはもう、妻が離婚を承諾したという解釈になります。
妻が離婚をしたいなら、私のようなところに相談はしません。
本当は離婚をしたくなから、こちらに来て頂いた事は感謝します。
でもね、離婚に話が傾くのは、探偵を雇ったからでも、弁護士に相談に行ったからでもありません。
こんな状態になっても、「脅かし」しか出来ない妻の場合は、夫と修復は無理です。
いくら私でも妻の性格を変えることは出来ません。
是非、自分の「交渉の仕方」が脅かし戦法しかないと言う事を反省してほしいのです。
今、夫に実際の浮気相手がいて、そちらに気持ちが奪われている中で、嫌われるようなことばかりしかいえないのでは、例え、今の浮気を反省したところで、妻の元に帰りたくなるのとは、話は別です。
どうか、賢く交渉しましょう。
私はそういう交渉の仕方を学んで頂くお手伝いなら出来ますよ。
では今日はここまで。