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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

妻の勘違い

2017年5月6日

テーマ:浮気の兆候と終結

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

今日はちょっとややこしいテーマです。誠実な嘘と、不誠実な誠について書きたいと思います。

誠実な嘘って?嘘は嘘じゃん、と言われてしまえばそれまでですが、嘘にも色んな種類があります。
仕方がなく付く嘘もあれば、嘘がスラスラ出てきてしまう、いわゆる嘘つきな人もいます。
今日は、ちょっと、この生まれながらの嘘つきはちょっと横に置いておいて、仕方なく付く嘘について説明していきたいと思います。
嘘の種類と言いますか、浮気問題だけに特化して言いますと、不倫は嘘、無くしては叶いません。
不倫夫は妻にも嘘を付き、不倫相手にも嘘を付き、そして・・・自分にも嘘を付いています。

よく言う不倫夫の言葉に、「自分でもどうしたいのか分らない」と言います。
妻に、不倫がばれて、これからどうしたいのかと問われると、とりあえず分らないといいます。
これはあながち嘘ではなく、本当にどうなるのか分らないのです。
でも、ここでは言葉のあやがあり、不倫をこの先どうしたいのか?分らないというのは、もっと不倫を続けたい夫の言葉です。

そもそも不倫を止めるつもりなら、はっきり止めると言えばいいのです。
言葉は目標を作ります。
どうなるか分らないというのは、目標が分らないのではなく、目指す事は、胸の中にあっても、いいたくないと言う事なのです。
ではその言いたくない、目指す事というのは何なのでしょうか?
それは、明確ではありませんが「いけるところまで行きたい」と言う事です。

ここで妻は勘違いをしがちですが、いけるところまでというのは どこ?って感じですが、実際それは場所の意味でもなく、ゴールという明確な事でもありません。

う~~~ん。
どちらかと言うと時間でしょうか。

今、浮気は妻に見つかっちゃったけど、まだ、途中の段階だから、もう少し、自由にさせてよ、続けさせてよと言う事です。
つまり、もうちょっと、ほっといてくれ、と言う事で、気の済むまで、浮気を続けたいと言う事です。
その先には、妻と離婚を考えているのではなく、このままいけるところまでいき、その結果で、今後どうしようか、考えると言う事です。

ですので 人は「もう少し放っておいてくれ」と言うときは、「進む」と言う事なのです。

何故なら、止めたら、それは終焉ですから、終点なのです。
つまり「どうなるか分らない」というのは、この先どうなるか分らない未来があるという事なのです。
だから浮気を止める気は無く、行き着くところまで行きたいというのが「分らない」と言う答えです。

でもこの「分らない」という言葉に妻は、勘違いをしてしまいます。
つまり分らないというのは善処してくれているのだと思いがちですが、これが勘違いです。

妻に浮気がばれたから浮気相手と別れる。
妻がいる限り、浮気相手は二番手だから、妻が一番であるという勘違い。
浮気は妻にばれたら、夫は反省するはず。

これか、すべて妻の誤解です。

妻にばれたら、これからはいっそうばれないように浮気を地下に潜らせるようになります。
妻が一番で浮気相手が二番というのは、籍が入っているだけの事で、だから、籍を抜いて離婚を宣言するのは浮気相手を一番手にしたいという計画があるからです。
そして、次に妻に浮気がばれたら、夫は反省するはずというのも、妻のうぬぼれです。
浮気は悪いことをしたと思うから反省するのです。
でもそれに反し、妻を責めたり、家を掃除しないとか、難癖をつけるのは、妻を悪者にして、妻と言う座から引きづりおろそうというのが離婚宣言なのです。
一番だから保持され、二番手は許されないから、別れるだろう・・・は、妻の勘違いです。

とても残酷な言い方ですが、正しいから正解で、間違っているから、断罪されるのではないのです。
夫にとって、必要な方が、残されるのです。

実はこのところ最近、ちょっと、相談者に手を焼いています。
自分が一番正しいという主張を曲げない人がいて、何を言っても、自分の理論が一番と考える相談者がいます。

夫と向き合いたいと思いつつ、夫が妻に背けば、今度はルールばかりで縛ろうとする妻がいます。
例えば、浮気を疑って、それなりに浮気の確信を得た妻は、浮気相手の女性となるべく会わしたくないと考えます。その為に、夫の残業も疑い、「仕事をしている風景をスマホで撮影してメールで送って」と、夫にアリバイ?をメールさせます。
でもそんな事を言ったところで、夫は浮気相手と会うときには、何を言っても会うのです。
女性と会う事を一時的に阻止しても、それは浮気を終らせる事とは別のものです。
つまり浮気を止めさせる事は、妻にばれたから止めさせられると言う事ではありません。
妻が夫と浮気相手とが会う事を妨害したとしても、それは一時的な気休めにしかなりません。
それどころか、一時的な妨害をすればするほど、夫は会っている事を分らせないようにします。
そして浮気は地下に潜るのです。
何度も言いますね。
妻にばれたからと言って浮気を止めるくらい、妻に悪いな、という気持ちを持っている夫なら、そういう人は最初から浮気はしませんし妻にバレル前に軽い浮気に留め、ご主人が自ら幕を下ろすはずです。
それなのに、妻に離婚や別居を迫るというところまで行っていると言う事は、何も反省もしていないと言う事です。
ただ、ここまでになると、妻は益々自分が夫の予定までも管理しようとして、帰宅時間までもルールで縛ります。
だからルールがあるから、夫はルールを守るべき・・・・・
間違っている浮気は止めるべし。
飲み会で女性と会う危険性があるなら、飲み会は行ってはならない。
休みの日は、家事や育児を手伝うべき。
と、言うようなルールでばかり絞りたがる。

こういう風に考えがちな妻は、夫の頑なになった心を溶かす事は出来ません。
ご主人は最初から、別居をしよう、離婚をしようと考えて浮気をするわけではないのです。
でも偶々、出会い頭の事故のような形で、深い付き合いになってしまった浮気相手が、意外と、優しい女性だったら、妻が、ルールでガンガンに夫を縛れば、それが嫌になって、家を出る決意をされる事だってあります。

私の所では、浮気相手との終い仕事をアドバイスさせていただくのですが、浮気相手とが妻から終い仕事を強要されたから、夫と妻の溝が深くなるのではないのです。
終い仕事を迫ったから、妻から夫の気持ちが離れるのではないのです。

そういう事を理解して欲しくて、私は夫婦のこれまでをリフォームしようと、スクラムを組むのですが、
相変わらず妻は「ルール重視」の癖が出てしまい、自分の意に沿わない事が起きると途端に、「ルール」で自分の正しさをアピールし始めます。

もっと、柔軟になれば、解決策もとれるのに、力と正しさだけで勝負しようとするのは、余りにも幼い。
貴女が自分が一番正しいと主張すればするほど、夫は「ハイハイ分りました」と。相手にしなくなります。
つまり、浮気相手と別れさせ作業をするから、心が離れているのではなく、それ以前の問題で、
妻の「あり方」が、夫婦の溝を生んでしまっているのです。

気に食わなかったら噛み付きまわる狂犬には、夫は怖がって離れて行きます。夫は浮気相手と引き離されるから、そのやり方で妻を嫌になるのではなく、少しさかのぼって考えるようにしてください。きっと原因はもっと以前にあると気づくはずです。

この夫婦として、最後の苦難を、学びとするか?
または自分の理屈だけを唱えて、ご主人を縛れば、帰ってくるというのは勘違いです。
夫が嘘を付いているときは、まだ、家庭に居る意味があるから。
本当に家庭や妻の元にいる必要がないと結論付けると、それからは嘘を付かなくなります。

それがだんまりや、無視や、家庭内別居です。
だから、まだ夫は嘘を付いているだけでもましという考え方もあるのです。
もう最期のチャンスかもしれないのに、まだ、学べないなら、私のアドバイスなども、響くはずがない。

今こそ、人生の学習が出来るときなのに、ここのチャンスを、活かさないのはもったいないです。
では、今日はここまで。

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村越真里子

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