IPO 3年連続増加
JETROが、フランスにおけるスタートアップ支援策について、レビューしています。
フランスのスタートアップ・エコシステム発展の理由
日本でも最近、オープンイノベーションやベンチャー育成が国の政策として実施されていますが、フランスのそれに焦点を当て、日本との比較が論じられています。
フランスは、米国のシリコンバレーのように、新しいベンチャー企業がバンバン設立されるイメージがないのですが、その面では、日本との類似性があると思います。レビューによると、日本が縦割り行政の影響で、支援策がぶつ切りで行われている反面、フランスでは、かなりシステマティック、つまり包括的に行われているようです。例えば、エコシステムの形成支援についても、国内13都市を拠点化して、それぞれをネットワーク化してエコシステムを構築していますが、日本においては、この”ネットワーク化”が、最もうまくいっていないのでhないでしょうか。
また、有能な支援人材の面においても、日本においてはその絶対的な不足が指摘されていますが、フランスでは支援人材などのプレーヤに「、赤い雄鶏」のロゴの使用を認め、人材のブランド化を図り、量的質的に人材確保に努めているようです。
日本の施策決定にも、大いに参考になりのではないでしょうか。