大企業製造業の設備投資動向
経営戦略の立て方には、種々ありますが、一般的には、内外の環境分析、自社のコアコンピタンスの棚卸をやって、事業機会を見つけて事業計画を構築する、という方法が行われています。
しかし、このような、いわばシーケンシャルな方法ではなく、もう少し思考実験を重視した経営戦略の立て方(デザイン思考を活用した経営戦略)が、最近あらわれてきました。
こkに焦点を当てた調査報告者が、最近出ましたのでご紹介します。
経産省から出た
国際競争力強化のためのデザイン思考を活用した経営実態調査 報
がそれです。
実際はシンクタンクの野村総研がまとめた報告書ですが、サイバーエージェントやヤフー等の新世代の企業において、このデザイン思考がどのように活用されているのか、を事例を基に解説していますので、従来の経営戦略書とは違って、かなり新鮮です。
ところで、デザイン思考とは、「ものごとの本質に迫り、計画し、価値をストーリーとして伝えるもの」としており、従来のイラストデザイン等で使われる絵を描くという狭い意味ではなく、かなり広い概念としてとらえています。
つまり、計画段階を重視して、アイデアをたくさん出し、どんどん試作して顧客の反応を観察し、それをもとに改善を行うサイクルを何度も回すことにより、顧客のニーズにあった商品、事業を的確に構築しようとするものです。
経営者や、経営企画に携わる方は、一度、読んでみられることをお勧めします。