アベノミクスの恩恵はまだまだ
ICT業界、すなわち情報通信業界は、どのような展開をしていくのか、興味のあるところですが、野村総研のNRI KNOWLEDGE INSIGHT (vol 28, Jan. 2013)に、その参考となる記事が載っています。
特集: ICT市場に新たな変革を創出するエンジン
この中で、挙げられているキーワードは、ネットショッピング等のBtoC市場、O2Oソリューション、ビッグデータの活用、プライバシー保護とパーソナルデータの活用、3Dプリンタ等です。
ICT市場の変革のバックグランドは、スマホの爆発的な普及と、ネットワーク環境の充実ですが、そのうえで何が起こるのか、との視点で考えたNRIの人たちのソリューション。
2番目のO2Oソリューションとは、耳慣れない言葉ですが、これは Online to Offlineソリューションの略で、これからは、実際の店舗での購買活動をする際には、ほとんどがまずネットで価格や評判や場所などの事前情報を検索して行うようになるので、それを前提とした広告、ネットアプリ等の市場が栄えるとのことです。これはうなずけます。
また、私が興味深く読んだのは、やはり、3Dプリンタの記事 ”3Dプリンタは日本に21世紀の産業革命をもたらすか?”です。このコラムでも書いた、クリス・アンダーソンの「MAKERS」の世界が、非常に魅力的なので、日本でもこの分野での革命が起こって、世界の先陣を走ってくれればなぁ、と期待しています。