大阪の経済動向
つい先ごろ、北京の大気汚染のひどさが報道されていましたが、これをみると、中国での環境対策はまったなしの状況だと思われます。環境対策の、有望な方策の一つとして、電気自動車の普及がありますが、この辺の状況はどうなのでしょうか。
みずほ銀行が、興味深い中国レポートを出しています。
「理性的な目線で中国の電気自動車普及推進を見る」
このレポートによると、中国の電気自動車の普及はまだまだで、その主たる原因は、製造コストの高さに由来するようです。また、技術的にも、コア技術、コア部品を海外に依存しているため、産業としての成熟度もまだまだのようで、いくら政府が補助金を出して普及推進を促しても、なかなかうまくいっていないとのこと。
当分、このような状況が続くでしょうが、大気汚染対策としての有効性があるので、本格的な電気自動車普及の潜在的下地は十分あり、その時に、世界の自動車産業の地図が変わるかもしれません。その時、とは、どのくらい先でしょうか。興味のあるところです。