日本の競争力強化のために 日本政策投資銀行の提言
世の中、いたるところで景気を悪さが言われています。最近の統計でも、大企業、中小企業、製造業、非製造業を問わず、景気の悪化が指摘されています。どうにか、明るさが欲しいものです。産業動向、これからどうなるのでしょうか。
そんな中、一般社団法人 電子情報技術産業協会が、電子情報産業における世界生産額の見通しをを発表しています。
電子情報産業の世界生産見通し
これによると、世界生産額は、2012年で、210.3兆円となり、前年比3%増、そして2013年は、221.7兆円で前年比5%増を予測し、スマートフォン、電子タブレットを中心とする景気回復を予想しています。ただ、これは2008年の水準を、まだ若干下回る水準です。
日系企業の世界生産額の推移はどうでしょうか。2012年は37.5兆円、2013年は、38.1兆円で前年比2%増の見込み。ということは、世界生産額において、シェアは低下傾向になるとの予測です。
ただし、2012年までは、前年比マイナスでしたから、来年は、若干の好転との期待です。緩やかには改善の傾向ではありますが、厳しい状態は、まだ続きそうです。
昨日は、自民党が大勝しました。安倍総裁の言っているアベノミクスが、この予想を覆してくれるでしょうか。来年の動向を、注意深く見ていきたいと思います。