日本の競争力強化のために 日本政策投資銀行の提言
日本産業機械工業会が、工作機械業界の最新状況をレポートしています。
米国における工作機械市場の状況等について (2012.11.3)
工作機械というのは、金属を加工する旋盤やフライス盤等の機械のことで、これがないと全世界のものつくりは立ち行きません。それほど重要な機械ですが、日本はこの業界でこれまで主要な位置を占めてきました。
現状はどうなっているのか、このレポートが報告しています。
まず、全世界の生産額のランキング(2011年)は、
1位 中国
2位 日本
3位 ドイツ
で、中国は日本の約1.5倍の生産額。
また、輸出額ランキングでは、
1位 日本
2位 ドイツ
3位 イタリア
輸入額では
1位 中国
2位 米国
3位 ドイツ
であり、わが日本は、17位です。
これらを見ると、日本は、圧倒的な輸出国であることがわかります。と、同時に、中国は、、生産額、輸入額ともに1位ですから、工作機械の大量消費国ということになります、
増加率を見ると、中国をはじめ、日本、ドイツ等主要な生産国は、前年比で大幅増となっており、需要は活発のようです。
この景気、長続きしてほしいものです。