中小企業の知財戦略
今朝の日経新聞に興味深い記事が載っていました。「オークマ、本社工場刷新」です。
オークマとは、馴染みのない企業ですが、業界では日本を代表する工作機械メーカーです。
ものづくり企業がどんどん海外に転出し、海外生産が主流になる中、日本の工場を刷新し、ロボットや最新の生産管理システムを導入する事により、生産効率を2倍に引き上げ、海外とのコスト競争力を高めるというものです。
国内生産にこだわる理由は、「工作機械は熟練の技が生きる領域。日本で生産するのが一番効率が高い。」(花木義麿社長)との戦略の結果です。
このような工作機械メーカ、ロボットメーカの製造戦略は二極化の傾向は出てきており、国内生産にこだわる企業(ファナック、オークマ等)、海外生産を主流にする企業(マザック、安川電機等)が積極的にその戦略を進めています。
さて、このグローバル時代、どちらが正解となるでしょうか。 希望としては、前者に勝ってもらいたいのですが。