「現場を見ない」「顧客の声を聞かない」後継社長の原因と改善策
同族.家族経営において、後継社長が変革の必要性を認識していながら、自ら動かず、幹部や社員に任せようとする傾向があります。その行動は、組織の停滞や現場の不信感を招く大きな要因となります。
変革には痛みが伴い、誰もが避けたいものですが、後継社長が先頭に立たなければ、組織は動きません。なぜ後継社長は「旗を振る」ことを避けるケースがあるのか。その原因と、手っ取り早くできる改善策を以下に整理していきたいと思います。
原因①:責任回避の心理が働いている
変革にはリスクが伴います。失敗すれば批判され、成功しても反発を受ける可能性があります。後継社長が「自分が動いて失敗したらどうしよう」「先代や役員に否定されたら困る」といった心理的な不安を抱えている場合、責任を回避しようとする傾向が強まってきます。
改善策:小さな成功体験を積み重ねる「変革のスモールスタート」
いきなり大きな改革に取り組むのではなく、小さな改善活動(例:会議の進め方改革、業務フローの見直しなど)を自ら主導し、成果を出すことで「変革は怖くない」「自分でもできる」という自信を育てます。成功体験が積み重なれば、責任を引き受ける覚悟が、自然と芽生えていきます。
原因②:リーダーシップの定義が曖昧
後継社長が「社長は指示を出す立場」「実行は現場の仕事」と考えている場合、変革の実行を他者に委ねる傾向が強くなります。これはリーダーシップの本質を誤解している状態です。
改善策:「率先垂範型リーダー」の役割を明確化する
社長の役割は「決断すること」だけでなく、「自ら動いて見せること」にあると再定義します。社内研修やコーチングを通じて、「率先垂範こそが信頼を生む」という価値観を浸透させることで、社長自身が動くことの意味を理解しやすくなります。特に同族・家族企業では、社長の姿勢が企業文化に直結するため、行動の影響力は絶大です。
原因③:先代との比較による萎縮
先代が強いカリスマ性や実行力を持っていた場合、後継社長は「自分にはあそこまでできない」「先代のように振る舞うのは怖い」と感じ、変革の先頭に立つことを避ける傾向があります。これは自己肯定感の低さに起因します。
改善策:「自分らしいリーダー像」の構築と発信
先代と同じスタイルを目指すのではなく、自分らしいリーダー像を明確にします。たとえば「現場と対話する社長」「社員の声を聞く社長」など、自分の強みを活かしたスタイルを確立することで、変革の旗を振ることに対する抵抗感が薄れます。さらに、社内報やSNSなどを活用して、自らの考えや行動を発信することで、存在感と信頼が高まっていきます。
原因④:変革の具体像が描けていない
「変えなければならない」とは思っていても、「何をどう変えるのか」が明確でない場合、社長は動きようがなく、結果として他者に任せることになります。これは構想力の不足に起因しています。
改善策:「変革マップ」の作成と共有
現状の課題と理想の姿を整理し、「何を変えるべきか」「どの順番で進めるか」を可視化した「変革マップ」を作成していきます。これを幹部と共有し、社長自身がその中の1つを担当することで、構想から実行への流れが生まれます。マップがあることで、社長も自信を持って動けるようになっていきます。
原因⑤:現場への過度な期待と依存
後継社長が「現場の方が詳しい」「社員の方が実行力がある」と考えすぎると、変革の実行を現場に丸投げする傾向が強まります。これは一見謙虚に見えますが、実はリーダーシップの放棄です。
改善策:「共に動く」スタイルへの転換
変革は「任せる」のではなく「共に動く」ことが重要です。社長が現場と一緒にプロジェクトを立ち上げ、週次で進捗を確認し、必要に応じて現場に同行するなど、伴走型のスタイルを取ることで、社員は「社長が本気だ」と感じ、変革への意欲が高まります。共に動くことで、社長自身も現場の課題を肌で感じることができるようになります。
結びに
後継社長が変革の先頭に立たない背景には、責任回避の心理、リーダーシップの誤解、先代との比較による萎縮、構想力の不足、そして現場への過度な依存が複雑に絡んでいます。
改善には、小さな成功体験の積み重ね、率先垂範の価値再定義、自分らしいリーダー像の構築、変革マップの作成、そして共に動くスタイルへの転換が効果的です。社長が動けば、組織は動きます。変革の旗を振る覚悟こそが、会社の未来を切り拓く力となっていきます。
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