世代間の衝突が同族.家族経営を停滞させる

上原輝夫

上原輝夫

テーマ:同族・家族経営のサポート1分コラム

同族.家族経営の会社では、新しいアイデアや経営方針を巡って、若い世代と古い世代の間で意見の衝突が起こり易くなります。衝突が原因で経営が停滞するケースも多くなっています。

古い世代は「守ること・安定性」を重視しがちですが、若い世代は「挑戦・革新」に意義を見出すので、 価値観やビジョンの方向性が違ってきます。

また、古くからの「うちのやり方」が明文化されておらず、暗黙のルールとなって存在しているため、継承も曖昧になります。承継される伝統的な経営事項の基準が明確でないため、分かり難く、若い世代には理解されにくいことが多くあります。



改善策としてアドバイスしているのは、 役割と期待の見える化です。
社内で「どこまで任せるか」「どういう場面で相談するか」などを明文化し、組織的な運営と個人的な感情を切り分けることが有効です。「親が最終判断を下す」という構造が続いていると、若い世代の主体性が育ちにくくなる弊害が生じますので、何よりも優先して着手することが大切です。

同様に ストーリー化(物語化)して、橋渡しすることも有効です。
古い世代が、どのような苦労や経験を経て、今の経営方針にたどり着いたのか、また、若い世代がどのような世界観で育ったのかをストーリー化(物語化)して、お互いの世代で共有できると、相互間の理解も深まります。

世代間のギャップに向き合う改善策は、表面的な意見調整だけでなく、深層の関係性や認識のずれにアプローチすることで、より持続的な効果をもたらします。

社内だけでは改善が難しい場合は、中立的な立場のファシリテーターやコーディネーターが対話をサポートすることで、感情的な衝突を緩和できスムーズに改善に着手できます。世代間の衝突を抑えることで、経営が停滞せず効率化に繋がっていきます。



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上原輝夫
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上原輝夫(経営・生き方・終活カウンセラー/行政書士)

行政書士ヒューマンサポートオフィス

資格と前職での経験、これまでの実績を最大限に活かし、「会社と家族の相談相手」として、経営・メンタルケア・終活を応援、サポートします。お客さまにとって何でも話せる気軽で身近な相談相手を目指しています。

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