役割と責任の不明確さが同族.家族経営を苦しめる
同族.家族経営の会社で、親族関係や家族関係の「感情」が経営に影響するのは、同族.家族企業の構造と深く結びついています。
先ず、親族間での「親子」「兄弟」「甥姪」「いとこ」の関係と、社長・幹部・社員としての関係が重なり合い、判断に主観が大きく入りやすい環境が、自然と整います。
また、幼少期からの信頼・嫉妬・遠慮した記憶や、親族間や家族間の出来事が意思決定の場面で無意識に影響を及ぼします。
「家族だから頑張らないと」「引継がないといけない」という期待や義務感が、合理的判断を曇らせることがあったり、感情的な衝突を避けるために、感情を先送りし、本質的な問題の解決が後回しになり、結果的に経営の停滞を招くこともあります。
改善策としてアドバイスしているのは、お互いの感情を排除するのではなく、「整理」しながら、感情と向き合いながら、経営判断に役立てるため親族.家族間で、接触の機会を多く持つことをおススメしています。
例えば、「親族.家族の話をする場」と「経営の話をする場」をつくり、感情を分離・整理します。それぞれの機会を設けることで、お互いの立場や役割を明確にして、話し合い議論を深めれば、メンバーそれぞれのも立場も理解、考慮できるようになり、日常の感情の行き違いも少なくなります。
同じ発言であっても、それは「親族」としての発言か、それとも「幹部」としての発言かで、受手にとっても感情を整理でき、齟齬が生じにくくなります。また、それぞれのメンバーの発言に耳を傾け易くなり、価値観・体験を共有することで、会社内での見えない前提や葛藤を言語化していけるようになります。
感情は経営の敵ではなく、見方を変えれば経営資源にもなる、という視点が出発点になります。うまく扱えば、同族.家族経営の会社ならではの、信頼や絆が競争優位性をも導いてくれます。
同族.家族経営は目には見えない「感情」の扱い方が事業を左右します。
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