銀行融資では決算書の「役員借入金」をチェックされる
銀行や信用金庫等の金融機関から、資金借入が必要になった時に、対策をしようとする社長さんがいらっしゃいますが、金融機関とは、日頃のお付き合いが大切です。
金融機関との信頼関係を保つためには、会社の月次決算や取引状況などの状況を、こまめに報告することが重要です。これを積み重ねていくことにより、金融機関は自社の経営状況の把握が可能になり、関係性の強化に繋がっていきます。
また、金融機関との関係を深めるためには、融資以外の取引も行うことが有効です。例えば、銀行主催のセミナーやイベントに参加する、銀行の各種サービスを利用することもおススメです。
そして、銀行が貸出しを希望するタイミングで資金借入を受けることも一つの方法です。社長さんの中には、今は資金にも余裕があるからと、アプローチを受けても断られるケースがあります。
中小・零細の会社が大手企業のように「借りたい時に借りる」の資金借入は、常に返済財源に見合う利益を、出し続けられるぐらい業績が安定し、経営が盤石な会社に限られています。
景気や受注環境の影響を受けたり、突発的な赤字に見舞われてしまう、中小・零細の会社の資金繰りは、銀行や信用金庫等の金融機関が「貸せる時に借りる」が鉄則です。
利息が勿体無いと、言われる社長さんも多いですが、仮に1千万円を3%の利息で借りても、年に36万円しか発生しません。急に資金が必要になったり、想定外の支出に備えることが出来ます。また、ずっと使わないのであれば返済もできます。
何より、支払利息は経費としても認められており、余裕のある資金借入は、経営の安定に繋がる、保険のようなものです。車に乗る時の万一に備え、自動車保険に加入するのと一緒と思えば、負担感も少なく、必要経費の一つとして納得もできます。
以上のような点を踏まえ社長さんが行動していけば、銀行や信用金庫等の金融機関との良好な関係を維持し、信頼関係を築き、良好な取引や信頼関係を築くことができます。
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