社長が跡継ぎへ伝えたい「失敗談」
「金では苦労したので、子供には絶対にそんな思いはさせたくない」と幼少の頃からずっと、欲しいものは、然程、我慢もさせずに、自由に買い与えていた。親御さんの気持ちとして、貧しい経験があった方には、なんとなく共感はしてもらえると思います。
しかし、そんな長男に会社を継がせたいと、会社に入れたらどうなったでしょう?答えは、皆様のご想像どおり、その後、長男は社長となり、会長(お父様)がお亡くなりになられてから、2年で会社を潰してしまいました。
会長がご存命のうちは、創業25年来の幹部も会長への恩もあり我慢して従っていましたが、会長がお亡くなりになられると、社長は我が儘に拍車が掛かり、幹部や社員の助言も聞かず、我が道を行くで、破綻への道を一直線で駆け抜けてしまいました。
ある統計によると、創業後、二代目社長まで引継げるのが約30%、その後、三代目社長まで引き継げるのが5%だそうです。100社同時に開業しても、3代目社長まで引継げるのは、僅か5社程度。二代目迄、継げるのも約30%ですから、お亡くなりになられた会長もご立派なモノです。
会社の跡継ぎ(後継者)の皆様には、プレッシャーも大きいと思いますが、恐れず侮らず、経営にご尽力いただきたいと思います。これから、私の拙い経験を1分コラムとして投稿します、何がしらの参考や、暇つぶしにでもして頂ければ幸いです。
上原輝夫 / 人と経営を大切にするプロ https://soudan-aite.net/