銀行融資では決算書の「仮払金」をチェックされる
試算表とは、決算期以外の、期の途中での貸借対照表や損益計算書のことを云います。金融機関に融資を申し込む際に、直近の決算から3か月以上経過している場合には、基本的に提出を求められます。現在こういった状況で、資金不足になりそうだから融資が必要であると云った理由や、現在の財務内容はこうなっていますと説明するためにも、試算表を提出するのは当然のことと、広く社長さんには認識されていると思いますが、それが出来ない社長さんも多くいらっしゃいます。
試算表の他に、資金繰り表も併せて提出するようにと依頼されるケースもあります。日々経理業務を行っていれば、こういった資料も直ぐに提出できますが、全て税理士事務所任せなら、ハードルが上がってきます。融資の申し込みに際しては、金融機関から言われる前に資料を準備して、申し込みや交渉に当たることが肝要です。逆に、これぐらいのことをしなければ金融機関からの信頼も得られ難くなります。提出が遅れると、審査の結果が判明するのに時間を要してしまい、資金繰りに悪影響を与えます。
融資の申し込みに際しては、社長さんは、言われる前に段取りをして、余裕を持って交渉をすることが成功の鍵になります。
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