銀行の信用格付けを経営に活かす
銀行や信用金庫や政府系金融機関での融資審査では、決算書の売掛金の中に「焦げ付き」いわゆる、取引先の都合によって一方的に、集金や振込が引延ばされたり、経営不振によって未回収になっていたり、既に取引先が自己破産等で破綻し、回収不能になっている債権がないかをチェックしています。
具体的には、決算書の売掛金の勘定科目明細の中に「法的に破綻した会社があるか」「大口取引先の経営状況はどうか」「数年、1円単位の変動も無く同じ金額が計上されていないか」「経営状況が悪化している会社は含まれていないか」「関連会社の経営映状況はどうか」等を詳細にわたり検証をしています。
売掛金の回収は、会社にとって経営の生命線であり、売掛金が未回収となり不良債権となってしまっては意味がありません。売掛金を回収することで、初めて売上がキャッシュになり、資金として経営活動に回すことができるので、その回収に不安を残しているということは、自社の経営悪化も予想されるため、融資が叶わないことに繋がってしまうことがあります。
社長さんには、与信管理に細心を払い、売掛金の回収が遅延している取引先への督促の強化を図ったり、不良化した場合は「貸倒損失」を計上したり、率先して適切な処理を行うことが求められることと同時に、その対応も処理も、審査のチェックポイントになります。
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