お墓の外柵がボロボロ。外柵だけを修理することはできる?
お墓が傾くとは、弱い土台基礎からくる墓石の傾きです。
修理には、墓石を組み直すものから、土台のコンクリート基礎工事をやり直しするもの、墓石周辺の外柵設置に至るまでさまざまで、その内容により費用はまちまちです。
早めの修理が必要! 危険なお墓の傾き
現在新しいお墓を建てる時には、鉄筋コンクリート製の基礎工事を行っていますが、20~30年前には非常に簡単な基礎工事が多くみられました。
そのため、軟弱な地盤に十分な補強工事を行わずにお墓を建てると墓石が傾くことがあります。
また墓周辺の木(がじゅまる等)の根が墓敷地内に入り込み、コンクリート基礎を押し上げたりします。
傾いたお墓を放置するとやがて倒れ、周辺のお墓を傷つけてしまうことになれば、大変な事態になってしまいます。
たとえ倒れなくてもゆがんだ墓石は元に戻ることはなく、傾きから生じた墓石の隙間から劣化がどんどん進んでしまいます。
大きなトラブルにならないまでに補修を行ってください。
お墓の修理業者選びは、複数の業者に問い合わせをして相見積もりをとり、納得できる店を選んでください。
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実例・基礎工事の大切さ
沖縄県内では、斜面地に墓地群が多く点在します。そういった場所では地滑りなどが考えられます。実際に、沖縄県名護市許田線では、大雨(平成26年)のため土砂崩れによるお墓の倒壊が見られました。
コンクリート土台基礎下の土壌がふわふわとした状態でコンクリート基礎工事をしたら、雨による地盤沈下で お墓が傾く確率が高くなります。しっかりと土壌を固め基礎工事を行うことが大事です。
予算に合わせてどのような工事をしてもらえるか、優先順位をはっきりと伝えながら工事のプランを作ってもらいましょう。
修理依頼は、複数の業者に問い合わせを行い比較することで、工事の内容や費用が理解できるようになっていきます。
傾き修理や耐震補強工事の費用について
墓石の傾きの修理費用は、石の組み直しなら安価ですみますが、土台のコンクリート工事や外柵まで行うと、施工規模によって費用がアップしていきます。
外柵工事は工事費用と石材費が別料金になっていることもあり、見積もりの段階で工事費用の内訳を細かくチェックしていかなければなりません。
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この他にもお墓の場所により、工事に必要な資材の運搬などに手間がかかる場合は、さらに費用が高くなっていきます。
お墓の補修をする際は、このように予想外にそのコストがかかることもあるため、複数の業者に相談して、予算や優先事項を伝えてプランを作ってもらい比較しながら自分に合う業者を選んでください。