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コラム

古いお墓のコンクリートの擁壁。台風に備えて修理が必要?

2015年11月13日 公開 / 2015年12月11日更新

テーマ:古いお墓のリフォーム・修理

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: お墓参りお墓


傾斜地にあるお墓は、周囲を土砂崩れから防ぐ擁壁(ようへき)で囲まれたものが多くあります。
このようなお墓では、擁壁が経年劣化でひび割れたり一部が崩れていることがあります。
小さなひび割れが原因で、大切なお墓が大きく損壊してしまう前に適切な修理を行ってください。

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お墓のコンクリート擁壁の修理について

沖縄では住宅地の近くの丘などにお墓がたくさんあります。
かつて自分達が住む敷地内にお墓を作る習慣があった沖縄では、ほかの地方で見られるお墓とは違った場所に、その大きさも形も違った独特のお墓を建てています。

敷地内に造られたお墓は、家の裏側にある小高い丘や裏山といった傾斜地にあります。
これらのお墓では、斜面の一部を切り崩し、そこから土砂が崩れるのを防ぐため擁壁と呼ばれる壁をお墓のまわりに造っています。

古くなった擁壁を放置しておくとどうなるか

古くなりひび割れや破損が目立ち始めた擁壁を放置しておくとどうなるでしょうか。

ご存知のように沖縄では、毎年夏には台風の通過によって建物や家屋にたくさんの被害が出ています。
丘や崖につくられた擁壁のあるお墓も、適切なメンテナンスを怠れば台風によって墓が破壊されて被害が出るリスクがあります。
少しのひび割れからでも、大雨などによって擁壁が崩れ落ち、そこから土砂が一気にお墓内に流れ込んでしまう危険があります。

また擁壁のあるお墓は裏山などの雑木林に建てられていることが多いため、お墓の周辺は雑草や雑木が生え、これらの木々の根の広がりによって擁壁に亀裂・ひびが入りやすくなります。又、ひび割れだけでなく、擁壁が部分的にずれてしまうこともあり、最悪の場合コンクリートを突き破ってしまうこともあります。

そして擁壁周辺の草木を放置しておけば、木々が生い茂りハブが住み着くことも多く、安全にお墓参りができなくなります。
これらの木々も定期的に伐採し、お墓周辺はできるだけ植物が生えない状態を保たなければなりません。

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お墓の擁壁の修理方法

セメント製のお墓では擁壁の継ぎ目部分に隙間や割れが生じていれば、そのつどすき間を埋める作業が必要です。
年月が経ち、人から人へとお墓が引き継がれていくうちにメンテナンスがされなくなり、擁壁のひび割れなどが多く出てきて危険なときは、擁壁の大規模な修理が必要になります。

大規模な擁壁修理では、まず周辺の木々を取り除き重機搬入路を確保します。
古いお墓の擁壁はブロックを積み上げたものが多く(現場によっては、コンクリート流し込みの擁壁もあります)、破損した部分のみを取り除き新しいブロックを積み上げるか、ブロックすべてを取り除き鉄筋を組んでコンクリートを打設し直すこともあります。

天久石材店ではお客さまのお墓に合った擁壁修理の方法を提案しています。

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