歯の抜歯の説明と同意の難しさとは
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
よく噛むと、口腔内では唾液の分泌量が増えてきます。
唾液中の成分には消化を助ける作用があるだけでなく、口腔内の浄化作用もあり、
むし歯や歯周病の原因菌を抑えるパワーも発揮します。
● 唾液の役割
① 口の中に潤滑、自浄作用を起こします。
② 味覚と消化を助けます。
③ 悪い働きをする細菌の発育をおさえて口腔粘膜を守ります。
④ 初期むし歯で溶け出そうとする歯の組織を修復します。(再石灰化)
⑤ 総入れ歯の顎への吸着を高めます。
● 唾液分泌を促す食べ方
① 嚙みごたえのある食品を選んで食べましょう。
例えばこんにゃく、昆布、野菜などの食物繊維の多い食品や
スルメ、小魚などは特に嚙みごたえがあります。
② 調理方法を工夫して、噛む回数を増やしましょう。
例えばキュウリなどは薄切りより、一口サイズの乱切りにしたり、
入れ歯で嚙みにくければ、かくし包丁を入れるなどで噛む回数が増えます。
よく噛むことは、唾液分泌のためだけでなく、老化防止にも良いといわれています。
無理のない程度によく噛む食事(一口30回)をすることが、健康のため大切ですね。