○道路で始まり、道路で終わる○

宮本裕文

宮本裕文

道路調査の目的

道路の調査は2つ

1つは、道路の幅員など道路そのものに関する調査です。もう1つは、建物の敷地が道路にどの程度接しているかという調査です。

この2つの調査内容によっては、建物の敷地利用価値は異なってきて、当然価格にも影響を及ぼします。

道路についての実際の調査は、不動産業務や建設業務でどのように必要となるのでしょうか?道路の調査は、これらの業務にあらゆる面で関係してきますが、やはり一番気になるところは、「土地の利用」だと思います。

利用が目的のための調査

土地利用のための調査は、建築確認を受けられるか否かということと、土地の空間をどの程度利用できるかという2項目についての調査がねらいとなります。

①建築確認と道路

土地に建物を建てられるかどうかは、建築確認を受けられるか否かで決まります。
建築確認とは、建築計画が建築基準法やその条例などの規定に適合しているかどう
かをチェックすることです。その中で最も基本となるのが、敷地が建築基準法上の道路
に接しているかどうかということです。

②形態規制と道路

敷地に建物を建てることは、空間の利用となります。敷地の空間は、道路の幅員によって制限されることがあり、その制限は建物の「容積率」と「高さ」によるものがあります。

このように、道路の調査は建築計画にまで影響を及ぼすので、重要な調査事項となるわけです。たとえば、特定行政庁が定めた「位置指定道路」も、持分が有る場合と、無い場合ではその扱いは異なってきます。

「不動産の調査は道路に始まり、道路で終わる」といわれていますが、まさにその通りだと思います。



○ソーシャルメディア インスタグラム
○コラム内容のご質問はご遠慮ください。
○メールでの不動産相談はお受けしていません。
ご相談内容と料金 お問い合わせ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○営業時間 
 平日9:00~17:00 土曜日9:00~13:00
○定休日 
 日曜・祝日・臨時休業あり

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

宮本裕文
専門家

宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

住宅確保要配慮者のための賃貸住宅専門店です。障がいのある方、高齢者の方へ積極的に賃貸住宅の仲介をしています。

宮本裕文プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

住宅確保要配慮者入居支援のプロ

宮本裕文プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼