「更地」と「空地」　「地図」と「図面」

更地　空地　地図　図面　その意味

●更地・空地　その意味

更地・空地

「隣の更地にアパートが建つらしいよ！」とか「隣の空地の雑草には迷惑している。」など更地や空地はよく使う語句となります。

不動産業界における、「更地」と「空地」　は次のような考えとなります。

「更地」とは、建物その他の工作物が設置されてなく、かつ、借地権等の使用収益権も存在していない土地のことをいいます。

類似の語句に、「空地」がありますが、空地は事実上使用されていない土地を指し、その土地の権利関係等は問いません。そして、一般的には建物が建てられている土地より更地のほうが取引価格は高くなります。

ちなみに、建物等が建っている土地を、「建付地（たてつけち）」といい、借地権などが設定されている土地を、「底地（そこち）」といいます。


●地図・図面　その意味

不動産の物件調査では、地図や図面の準備は必須となります。
そこで、実際に調査で使用されることがある地図や図面を紹介します。

①道路関係
道路台帳・道路位置指定・法４２条２項（３項）道路図・道路地図

②土地関係
公図・地積測量図・現況測量図・確定測量図・路線価図・宅地造成図・土地区画整理（仮）換地図

③建物関係
建物図面、各階平面図・建築確認申請図、竣工図・間取図、見取図

④法令規制
都市計画図・法令上の制限の区域図

⑤供給処理施設関係
水道関係図・ガス関係図・下水関係図

⑥その他
住宅地図、航空地図

以上が、調査の目的により、一般的に準備される地図や図面です。ですが、その種類は多くそれぞれに特徴もあり、読み慣れていないと使いこなすことは困難かと思われます。



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