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河野貴彦プロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

甘いものをよく食べると腰痛は治りにくい?糖化と筋肉の代謝の関係

河野貴彦

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テーマ:腰痛

甘いものが多い生活と糖化、骨格筋の代謝との関係を分かりやすくまとめた記事です。糖質そのものを悪者にせず、腰痛が治りにくい背景として食生活や身体の回復力を考えます。
投稿をご覧頂きありがとうございます。大分駅前整体院の河野です。今回は、「甘いものをよく食べると腰痛は治りにくい?糖化と筋肉の代謝の関係」という内容になります。

腰痛がなかなか良くならない方とお話をしていると、

「毎日のように甘いものを食べる」
「夕方になるとお菓子が欲しくなる」
「食事は少ないけれど、間食は多い」
「ジュースや甘いカフェラテをよく飲む」

という生活習慣が見つかることがあります。

もちろん、お菓子を食べたから腰痛になる、お菓子をやめれば腰痛が治る、という単純な話ではありません。腰痛には、筋肉や関節の状態、姿勢、活動量、睡眠、ストレス、既往歴など、さまざまな要因が関係します。

しかし近年は、食生活と慢性痛の関係だけでなく、糖化によって作られるAGEs(終末糖化産物)と、筋肉量・筋力・身体機能、さらに筋肉の糖代謝との関係についても研究が進んでいます。

腰を施術して一時的に楽になっても、数日するとまた戻る。何度施術を受けても身体の状態がなかなか安定しない。

そのような場合、痛いところだけを見るのではなく、「身体が回復しやすい状態になっているのか」という視点も大切です。

今回は、甘いものの摂り過ぎと糖化、骨格筋の代謝、そして慢性的な腰痛が治りにくい状態との関係について、研究内容をできるだけ分かりやすくお伝えします。

1.甘いものを食べると腰痛が悪くなる?まず知っておきたいこと

甘いものを食べたからといって、すぐに腰痛の原因になるわけではありません。大切なのは、糖質そのものではなく、お菓子や甘い飲み物に偏った食生活が長く続いていないかを確認することです。
最初に知っておきたいのは、「糖質=身体に悪い」「糖質=腰痛の原因」ではないということです。

私たちの身体にとって糖質は重要なエネルギー源です。

ご飯やパン、麺類、芋類、果物などにも糖質は含まれていますし、身体を動かしたり、脳を働かせたりするためにも利用されています。

したがって、腰痛があるからといって糖質そのものを極端に避ける必要があるわけではありません。

問題にしたいのは「糖質そのもの」より食生活の偏り

今回考えたいのは、ご飯を普通に食べることではなく、

毎日のようにお菓子を食べる、甘い飲み物を何本も飲む、食事代わりに菓子パンを食べる、夕食後にも甘いものを食べるといった、添加糖や精製された糖質に偏りやすい生活が長く続いている場合です。

実際、食生活と慢性的な脊椎の痛みを調べた研究では、添加糖の摂取量が多い人ほど、腰・背中・首などの慢性的な痛みを抱えている割合が高かったことが報告されています。

また、砂糖入り飲料と慢性腰痛との関連を調べた研究でも、摂取量が多いことと慢性腰痛との関連が示されています。

ただし、これらは「砂糖を食べたから腰痛になった」と証明した研究ではありません。痛みがあるため活動量が減り、その結果として食生活が乱れている可能性もあります。

そのため、「甘いものが腰痛を直接起こす」と考えるのではなく、「甘いものに偏った生活が続くことで、身体の代謝や回復を支える環境に影響する可能性がある」と考えることが大切です。

2.甘いものが多い生活で考えたい「糖化」とは?

糖化とは、糖とタンパク質などが時間をかけて反応し、AGEsが形成・蓄積していく現象です。1回のお菓子ではなく、長期的な血糖状態や生活習慣を含めて考えることが大切です。
甘いものと身体の関係を考えるうえで、一つ知っておきたい言葉が「糖化」です。

糖化とは、身体の中にある糖とタンパク質や脂質などが、酵素を介さずに反応していく現象です。その過程を経て最終的に作られる物質の一つが、AGEs(終末糖化産物)です。

AGEsは誰の身体にも存在していますし、年齢とともに少しずつ蓄積していきます。そのため、「AGEsがある=病気」ということではありません。

一方で、高血糖の状態が続いている場合や、酸化ストレスが大きい状態などでは、AGEsの形成や蓄積が進みやすくなることが知られています。

「甘いものを食べたらすぐ糖化する」わけではありません

ここは誤解されやすいところです。

ケーキを1個食べたから、その瞬間に身体が糖化して腰痛が悪くなるわけではありません。

問題になるのは、甘いものを頻繁に食べる、甘い飲み物を日常的に飲む、運動量が少ない、体重が増えてきている、食事の内容が偏っているなど、血糖や代謝に負担がかかりやすい生活が長期間続いている場合です。

つまり糖化を考えるときは、一回のお菓子ではなく、日々の積み重ねを見る必要があります。

さらにAGEsについては、血管だけではなく、皮膚、骨、軟骨、腱、椎間板、そして骨格筋など、さまざまな組織との関係が研究されています。

腰痛が長引いている方にとって重要なのは、この骨格筋との関係です。

3.糖化が進んでいる人ほど筋肉量・筋力が低い?

日本人を対象とした研究では、AGEsが多い人ほど低筋肉量や筋力低下との関連がみられています。筋肉は身体を支えるだけでなく、代謝にも関わる重要な組織です。
骨格筋は、単に身体を動かすためだけのものではありません。

立つ、歩く、階段を上る、姿勢を保つといった運動を担う一方、食事から入ってきた糖を取り込み、エネルギーとして利用する大切な代謝組織でもあります。

つまり筋肉の状態が落ちることは、動きだけでなく身体の代謝にも影響してきます。

ここで参考になるのが、日本人9,203人を調べた「ながはま研究」です。この研究では、皮膚の自家蛍光という方法を利用してAGEsの蓄積量を評価し、筋肉量や筋力との関係を調べています。

AGEsが少ないグループから多いグループになるにつれて、筋肉量が少ない人の割合は、14.2%、16.1%、21.1%、24.8%と増えていました。

さらに60歳以上では、AGEsが多いことと、握力や股関節を動かす筋力が弱いことにも関連が認められています。血糖に関係する指標などを考慮しても、AGEsと低筋肉量との関連は残りました。

また、AGEsと骨格筋について複数の研究をまとめたシステマティックレビューでも、AGEsが多いことと、筋肉量・筋力・身体機能が低いこととの関連が報告されています。

もちろん、AGEsが増えたから筋肉が落ちたと、この研究だけで断定することはできません。

それでも、糖化の状態と「身体を支える力」は無関係ではない可能性があるということは、腰痛がなかなか安定しない方を考えるうえでも興味深いポイントです。

4.骨格筋は「糖を処理する場所」でもある|糖化と代謝の関係

骨格筋は、食事から得た糖を取り込み、エネルギーとして利用する大切な代謝組織です。糖化に関連する物質が、筋肉への糖の取り込みに影響する可能性も研究されています。
ここからが今回、一番お伝えしたいところです。

腰痛というと、

「腰の筋肉が硬い」
「骨盤が歪んでいる」
「姿勢が悪い」

というように、どうしても身体の形や筋肉の硬さばかりに目が向きます。しかし筋肉には、もう一つ大切な仕事があります。

それが代謝です。

食後の糖は筋肉にも取り込まれる

食事をすると血液中のブドウ糖が増えます。

するとインスリンというホルモンが働き、ブドウ糖が筋肉などの細胞へ取り込まれ、エネルギーとして利用されたり蓄えられたりします。

つまり骨格筋は、身体の中でも非常に大きな「糖を使う場所」です。ところが、糖化に関連する物質と、この仕組みとの関係を示す研究も出てきています。

2026年に発表された日本人を対象とした研究では、AGEsの一種であるMG-H1とインスリン抵抗性との関係が調べられました。

糖尿病のある方19人と、糖尿病ではない方19人を詳しく調べたところ、食後のMG-H1が高い人ほど、身体が糖を処理する能力が低いという関連が認められています。

さらに培養した骨格筋細胞を使った実験では、MG-H1によってインスリンから細胞へ情報を伝える仕組みに影響が起こり、インスリンによって促される糖の取り込みが低下しました。

これは、「糖化に関連する物質が、骨格筋の糖を利用する仕組みに影響する可能性」を考えるうえで興味深い研究です。

ただし、研究人数は多くありませんし、この結果だけで「甘いものを食べると筋肉の代謝が落ちる」と言い切ることはできません。

大切なのは、糖化と筋肉を単なる「硬さ」の問題として考えるのではなく、身体のエネルギー利用や代謝という視点からも考えられるようになってきているということです。

5.糖化は筋肉の「エネルギーを作る力」にも影響する?

骨格筋のミトコンドリアは、歩く・立つ・姿勢を保つために必要なエネルギーを作ります。糖化に関わるAGE-RAGE系とミトコンドリア機能との関係は、動物・細胞研究を中心に調べられています。
さらに骨格筋の奥まで見ていくと、ミトコンドリアというものがあります。

ミトコンドリアは、食事から得た栄養や酸素などを利用して、身体を動かすために必要なATPというエネルギーを作る重要な役割を担っています。

歩く、立ち続ける、階段を上る、姿勢を維持するといった日常動作も、筋肉がエネルギーを作り続けられるからこそ行えます。

「筋肉が硬い」だけでは説明できない疲れやすさ

例えば、以前なら30分買い物をしても平気だった方が、

「最近は10分歩いただけで腰が重くなる」
「立って料理をしているとすぐ疲れる」
「夕方になると身体を支えられない感じがする」

という状態になることがあります。

このような場合、筋肉量だけでなく、その筋肉がどのくらい効率良くエネルギーを作り、必要な場面で使えるのかという視点も必要です。

AGEsとミトコンドリアの関係については、まだ人を対象に十分証明された段階ではありませんが、動物研究では興味深い結果が出ています。

高脂肪食を与えたマウスでは、骨格筋へのAGEs蓄積や酸化ストレスの増加とともに、ミトコンドリアのエネルギー産生に関わる機能が低下しました。

一方、AGEsが作用するときに関わるRAGEという受容体を欠損させたマウスでは、ミトコンドリアの一部の機能や最大有酸素能力が改善しています。

これは動物実験ですから、「糖化すると人間のミトコンドリアが弱って腰痛になる」と説明するのは行き過ぎです。

しかし、糖化に関連するAGE-RAGEという仕組みが、骨格筋の酸化ストレスやミトコンドリア機能に関わる可能性は研究されています。

そのため慢性的な腰痛を考える際にも、筋肉を単に「ほぐせばよい組織」と考えるのではなく、エネルギーを作り、身体を動かし、回復を支えている組織として考えることが大切だと思います。

6.施術をしても腰痛が戻る人は「身体の回復する余力」も確認したい

施術後の状態を安定させるには、腰を整えるだけでなく、食事・活動量・睡眠などで身体の回復を支えることも大切です。毎日の負担と回復力のバランスが崩れると、再びつらさが戻ることもあります。
ここまで読むと、「では甘いものをやめれば腰痛が治るのですか?」と思われるかもしれません。

答えは、そう単純ではありません。

腰痛がある方に必要なのは、お菓子だけを悪者にすることではなく、なぜ今の身体が負担に耐えられなくなっているのかを考えることです。

施術で整えても普段の生活は毎日続きます

例えば、施術によって腰や骨盤、股関節が動きやすくなったとしても、その後の生活で、ほとんど歩かない、長時間座り続ける、睡眠時間が短い、食事を抜いてお菓子を食べる、タンパク質が不足している、甘い飲み物を頻繁に飲む、といった状態が続けば、身体を回復させる条件は十分とは言えません。

これは、「施術が効かなかった」という話とは少し違います。一度良くなった身体を、その後の生活の中で維持していく力が足りていない可能性も考える必要があります。

当院では、この部分を「身体の余力」として考えることがあります。

仕事や家事、立つ、歩くといった日常生活で身体には毎日負荷がかかっています。

それに対して、筋力や活動量、睡眠、栄養、代謝などによって身体が回復する力が上回っていれば、多少疲れても戻りやすくなります。

反対に、日常生活で受ける負担 > 身体が回復する力という状態になっていると、一度施術で楽になっても、普段の生活へ戻ったところで再び腰がつらくなることがあります。

AGEsについても、人を対象とした研究をまとめたレビューでは、AGEsが多い人ほど筋力、筋肉量、身体機能が低い傾向が報告されています。

ですから、長引く腰痛では、「どこが硬いのか」だけでなく、「その人の身体に回復するだけの余力が残っているのか」まで見ることが重要だと考えています。

7.腰痛が治りにくいときは食生活・運動・睡眠まで見直すことが大切

腰痛がなかなか安定しないときは、食生活・運動・睡眠・筋力や代謝まで含めて身体全体を見直すことが大切です。施術と日々の過ごし方の両方から、回復しやすい状態を整えていきます。
腰痛が長引いていると、

「もっと腰を揉んだ方がいいのかな」
「もっとストレッチをした方がいい?」
「骨盤を整えれば良くなるのでは?」

と考えがちです。

もちろん、筋肉や関節の状態を整えることは大切です。

しかし、それだけで何度も同じ状態へ戻ってしまうのであれば、痛い部分以外にも目を向ける必要があります。当院では、日々の過ごし方や食生活など、生活の基本的な部分を見直すことも大切だと考えています。

実際、なかなか施術後の状態が安定しない方のお話を詳しく聞いていくと、食事の時間がバラバラだったり、朝食を抜いていたり、甘いものを頻繁に食べていたり、タンパク質がほとんど取れていなかったり、歩く量が極端に少なくなっていたり、睡眠時間が不足していたりと、身体が回復するための基本的な部分が乱れている場合が少なくありません。

そのため、「甘いものを食べないようにすればいい」だけでは十分ではありません。

毎日のお菓子や甘い飲み物が多いのであれば少し頻度を見直す。食事を抜いてお菓子で済ませているのであれば、まず食事を取る。タンパク質や野菜なども含めて食事全体を整える。

さらに、無理のない範囲で歩く時間を増やしたり、睡眠を確保したりする。こうした一見地味なことが、身体を立て直していくうえでは大切です。

身体は施術を受けている時間だけで作られているわけではありません。整体院で過ごす時間より、自宅や職場で過ごしている時間の方が圧倒的に長いためです。

今回ご紹介した研究からも、AGEsが多いことと筋肉量・筋力・身体機能の低下との関連や、糖化に関係する物質と筋肉の糖代謝との関連が少しずつ分かってきています。

ただし、現在の研究で、「お菓子を食べる→糖化する→筋肉の代謝が落ちる→腰痛が治らなくなる」という一連の流れが、そのまま人で証明されているわけではありません。

ここは誤解しないことが大切です。

それでも、施術を繰り返しているのになかなか身体が安定しないのであれば、痛い場所だけを追いかけ続けるのではなく、食生活、活動量、筋力、睡眠、体重、日々の過ごし方なども含めて、「身体が回復しやすい状態になっているか」を見直してみる価値はあります。

大分駅前整体院でも、

「施術を受けると楽になるけれど数日すると戻る」
「昔より疲れやすくなった」
「腰だけでなく身体全体が重い」
「運動不足なのは分かっているけれど動けていない」
「食生活も乱れている」

という方は珍しくありません。

そのような場合、腰だけを施術するのではなく、身体の動きや関節の状態、普段の活動量などを確認しながら、必要に応じて日々の過ごし方についても一緒に考えていきます。

腰痛が長く続いているときほど、「腰だけの問題」と決めつけないことが大切です。

何度施術を受けても腰痛を繰り返す、以前より立つ・歩くことがつらくなっている、今より悪くなる前に身体を見直したいという方は、大分駅前整体院へ一度ご相談ください。

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河野貴彦
専門家

河野貴彦(整体)

大分駅前整体院

体の不調が増え始める40~50代の方の腰・股関節・膝の痛みに対して、当院独自の痛くない骨盤調整を中心に、無理のない施術でスムーズに立てる・歩ける・働ける体に整えます。

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