先送りの落とし穴
目標は、ビジョン(数年後の理想像)からズレないように進むための指標であって、安全地帯である現在地から押し出してくれるブースターのような役割も持ちます。
その目標を達成するためのアクションが行動計画です。つまり、行動計画を実行した結果、少なくとも目標というゴールに近づいていかないと意味がありません。もちろん、実行できていなければその原因を探り、実行できるように改善していきます。
この行動計画を作る際には重要なポイントが5つあります。
(1)具体的に決める
ここでの具体的とは、時刻と時間、つまり、何を・いつ・どれだけが決まっているということです。そもそもビジョンとは数年後の理想像のことです。そこに向かって動いていくわけですから、具体的に決まっていなければどうしても先送りをしてしまいます。
(2)自分がコントロールできること
目標にはコントロールしにくいことも入ります。例えば、国の「出生率を●%に上げる」という目標はコントロールができません。だからこそ、行動計画は自分がコントロールできることで設定しなければなりません。大きな効果が見込めなくても、自分がコントロールできるアクションを数多く実行するのがポイントです。
(3)判定できる表現
例えば、3か月で5kg減というダイエットの目標を決め、目標達成のために「健康的な食事を心がける」という行動計画を作ったとします。これでダイエットできる人は何をやっても成功するはずですが、凡人代表の私には無理です。「健康的」の定義が曖昧ですし、できたか・できなかったのかの判定が主観になってしまうと、目標達成は難しいはずです。それよりも、例えば「納豆を毎日1パック食べる」とすれば○×の判定ができます。
(4)最初のハードルは下げる
新しい行動を始める時に最初のハードルを上げると続きません。例えば、朝7時起床をいきなり5時に早めるより、まずは6時45分に起きる習慣をつけ、できるようになったら15分早めていく。この繰り返しで狙ったゴールに到達しやすくなります。
(5)習慣化が可能なもの
時間の長さを価値に変えるには狙った行動の習慣化が絶対です。この習慣化については別の機会で解説します。
行動計画は、継続して実行できなければ効果につながりません。この5つのポイントを外さなければ目標達成も難しくはないはずです。


