愛情は安売りしちゃダメ?
夫婦の話し合い、難しいですよね。
お互いについ感情的になってしまい
結果的に傷つけあって終わってしまう・・・
今日はそういう
「傷つけ合う話し合い」をやめるための
夫婦の話し合いのコツを
お伝えします。
●ある夫婦の場合
たとえば、夫が
子どもに必要以上に厳しく接しているので
困っている、というご夫婦の話です。
見かねた妻が
「子ども相手にそんな言い方しなくても」
と夫に言うと
夫は
「子どものためを思って言ってるんだ」
「だいたい、おまえが甘やかすから
オレが言わなきゃいけないんだ」
と、逆に妻を責めてしまい、
妻は、どうしていいかわからなくて
何も言えなくなり、
不機嫌に黙りこんでしまうそうです。
そんな妻を見て、
夫はさらにイライラして妻を責め、
耐えられなくなった妻が
怒りを爆発させる・・・
というような
やり取りが延々と繰り返され、
何の解決もできないまま、
最終的に
夫も妻も疲れ果てる、
というパターンが繰り返されるそうです。
●解決できない話し合いが繰り返される理由
解決ができない
堂々巡りの話し合いが
繰り返される原因は
「本当の感情」を
伝えていないからです。
実は、本当の感情は
4つしかないと言われています。
それは
「喜び・悲しみ・怒り・怖れ」です。
それ以外の感情は、
この4つの感情から出てきた
「二次感情」と言われてるんです。
そして、これは
本物の感情ではないので
別名「ニセモノの感情」とも
言われています。
たとえば、
不安・もやもや・イライラ・焦り・くやしさ・不満・・・
などはすべて、二次感情、
つまり、ニセモノの感情です。
だから、二次感情が
生まれた元になっている
「本物の感情」を伝えると
本当に言いたいことが、
誤解なくシンプルに伝わります。
●ニセモノの感情と本物の感情
たとえば、
「そんな言い方しなくても」
と夫を責めていたときの感情は
「イライラ」や「不満」という
二次感情です。
では、その奥の本物の感情は
なんだったのかというと
悲しみ:子どもがつらそうにしているのを見るのが悲しい
怒り:大事な子どもの心を傷つけられた怒り
怖れ:夫と子どもの関係が悪くなってしまうんじゃないか、という恐れ
かもしれません。
また、逆ギレした夫の本物の感情は
悲しみ:子どものために言ってることをわかってもらえない悲しみ
怒り:自分が悪者にされた怒り
怖れ:これから父親として、どう子どもに接したらいいかわからない怖れ
かもしれません。
●本物の感情の伝え方
では、本物の感情をそのまま伝えると
どんな伝え方になるでしょうか?
たとえば、妻が
「そんな言い方しなくても」ではなく
「子どもがきつく怒られて
つらそうにしていると、私も悲しくなるの」
と伝えたら、どう感じますか?
そして、夫も
「オレだって、
子どものためを思って言ってることを、
わかってもらえなくて悲しい」
と伝えたら、どうでしょう?
きっと、お互いに
次に出てくる言葉は
自然と変わってくるはずです。
お互いに傷つけあう話し合いに
疲れたときは、
本物の感情を伝える話し合いに
変えてみるチャンスです。
ニセモノの感情に
振り回されてる!と感じたときは
ぜひ、その奥にある
本物の感情はなんだろう?と
考えてみてくださいね。
心が伝わる話し合いのコツは、
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