「あの時、言えなかったこと」を伝える2つのポイント

松尾聡子

松尾聡子

テーマ:コミュニケーション

過去に、相手にイヤなことを言われて
そのモヤモヤがずっと残っている・・・

そんなこと、ありませんか?

相手は、傷つけたとは
思ってないだろうから

そのままにしていたら
また同じことが起こるかもしれません。

その不安が、ますますイヤな気持ちを
忘れられなくしてしまいます。

傷ついたことや、
あの時に言いたくて言えなかったことを
伝えるとスッキリするだろうな、

とわかってはいても、

過ぎたことを
今さら蒸し返すのも・・・

と思うと、言いづらいものです。

こういうことを伝えるのは
ハードルが高いと思われますが

上手に伝えるポイントが2つあります。

今日は、その2つのポイントについて
お伝えしますね。


●ポイント1:いきなり話し始めない

1つは、いきなりその話題を
話し始めないこと。

たとえば

「ひとつ、お伝えしたいことがあるのですが、
いいですか?」

など、最初に
ひとこと入れるだけで、

お互いの心の準備ができます。

急に本題から話し始めると

相手は「え?なんなの?」と
不安になるし

なんだかいきなり
責められてる感じになるので

混乱して、心のシャッターを
下ろしてしまうんです。

でも、「いいですか?」と言われて
「いいですよ」と、自分で言った場合は、

ちゃんと聞けるんですよね。


●ポイント2:淡々と事実を語る

もう1つのポイントは

話し始めてからは、
出来事を淡々と「事実として」語ること。

そのときに感じた感情も
出来事として語ることで、

感情的にならずに、落ち着いて話せます。

たとえば

「~~という対応に、
とても残念だなと感じました」

「拒絶されているように感じて、
とても悲しかったです」

という言い方です。

また、こういう話題のときは、
どうしても目をそらしたり俯いたりしがちですが

しっかりと目を見て話すのも
オススメです。

その方が
相手の表情がよくわかりますし、

こちらの「伝えたい」という思いも
伝わります。


●私の場合は・・・

私も、そういう出来事があって
相手に伝えたことがあるんです。

結果としては、相手の方は
私がそこまで傷ついたとは
やはり思ってなかったようで

びっくりしていましたが、
心から謝ってくれました。

そして、私も
ずっと宙ぶらりんになっていた
自分の気持ちが相手に伝わったことで

ストンと落ち着いたのがわかって、
とても安心しました。

最後はお互いに笑顔でいられたのが
とてもよかったなと思います。


●伝えることが最善の方法とは限らない

もちろん、何でもかんでも伝えればいい、
というものではありません。

たとえば、親に長年の思いを伝える、
ということは
よくオススメされていますが

残念ながら、
逆効果になることもあります。

あくまでも、
相手や状況によって
最善の方法は変わってくる、
ということが前提です。

ただ、話しても大丈夫そうな状況ならば、
伝える方法はいろいろとあります。

今回の私の体験が
参考になると嬉しいです。

「私の場合はどうなのかな」

「どんな伝え方がいいのかな」

と思った方は、
こちらで一緒に考えてみましょう。

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こちらです。

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松尾聡子
専門家

松尾聡子(カウンセラー)

Le Port(ル・ポール)

聞いて終わりではない、変化を起こすカウンセリング。知識だけではなく、実際に普段の生活ですぐに役立つ心のスキルを伝える講座。

松尾聡子プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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