「妻を家政婦扱いする夫」にイライラしたときの解決法

松尾聡子

松尾聡子

テーマ:コミュニケーション

●夫が家にいる時間が増えて

テレワークの推進などで
在宅勤務の方も増えたことと思います。

これまで出勤していた夫が家にいるようになり

食事の仕度をする回数が増えて大変になった、とか

一人の時間がなくなって
ちょっと息苦しく感じる・・・などの声も聞かれます。

別に夫が嫌いなわけじゃなくても
やっぱり、自分のペースが崩されると

ちょっとやりづらいなあ、と感じることってありますよね。

それは、当然のことだと思います。


●私は家政婦じゃない!

ただ、妻も家事や育児、仕事で忙しいのに

さらに夫のお世話も・・・となると
労力的にも、時間的にも、かなり大変になります。

それなのに夫は
相変わらず、家事や育児を妻に任せっぱなしで

「通勤がなくなってラクになったなー」

「家族の時間が増えてよかった」

なんてのんきに言っているのを聞くと

「私は逆に大変になったんだけど!」

「家族の時間を楽しめるのは誰のおかげと思ってるのよ」

と、イライラしちゃいます。

「まったく、私のこと家政婦だと思ってるのかしら」

そう思うと「私は家政婦になるために結婚したわけじゃないのに」と、

今度は悲しくなってしまったりします。


●イライラや悲しさとサヨナラする方法

こういうイライラや悲しさとサヨナラする方法があります。

それは、「相手の気持ちを推測することをやめる」ということです。

この場合だと「私のことを家政婦だと思っている」というのが「推測」です。

なぜかというと、

夫が「ぼくはきみのことを家政婦だと思っているよ」とは、一言も言っていないからです。

それなのに、夫の言葉や態度から

「私のことを家政婦だと思っているにちがいない」と推測することで

さらに自分をつらくしてしまっている、ということが起きてしまいます。


●とりあえず、聞いてみる

こういうときは、推測する代わりに

「あなたは私のことを家政婦だと思っているの?」と聞いてみるのがオススメです。

コツは、嫌味っぽくなく、さらりと聞くこと。

「今日はいいお天気ね」くらいな感じです。

「いや、そんなこと思ってないけど、なんで?」と聞いてきたら

自分の忙しい状況や、手伝ってほしいことなどを、この機会に伝えてみましょう。

夫も、妻の大変さに「悪気なく」気づいてなかったかもしれません。

じゃあ、これからどうしようか、を話し合うきっかけになると思います。


●ちなみに

「うん。家政婦だと思っているよ」と言われちゃった場合も

そんなふうに思われるのは不快だと、ちゃんと伝えるきっかけになります。

それでも妻を家政婦だとしか思えないのだとしたら

そもそもの夫婦関係について、考え直してもいいですね、

大事なことは、推測したり、察してもらうことをやめて

「気持ちをちゃんと言葉にすること」。

ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

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Le Port(ル・ポール)

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