長期優良化リフォーム・公募開始(2/28まで)
速報です!
国土交通省による予算請求であった、住宅ストック循環支援事業に補正予算が確定しました(10/11成立)。
これにより、
①良質な既存住宅の購入に対して(平成28年10月11日時点で)40歳未満の方
②エコリフォームをしようとする工事(年齢制限なし)
③エコ住宅への建て替え(これも年齢制限なし)
以上3項目に該当する工事あるいは購入に対して、国から現金をj補助してあげよう、というものです。
補助金額は、
①(中古住宅購入)=インスペクション費用=5万
さらに、その住宅をエコリフォームするなら、プラス45万で総額50万。
さらにさらに、耐震改修工事をするのであれば、プラス15万で、総額65万。
②(エコリフォーム)=最大で30万。
さらに耐震改修工事をするのであれば、プラス15万で、総額45万。
③(建て替え)=基本30万。基本性能(劣化対策とか断熱性能、耐震性能)を高めた住宅は、最大プラス20万で、総額50万円。
申請方法など、具体的な情報は今後、情報提供されるようです。
昨年まで、似たような「住宅エコポイント」なるものがありました。これは着眼点が断熱性能と木材利用に向けられていましたが、此度のものは「断熱性能」と「耐震性」に着眼し、さらに40歳未満の若い人に良質な中古住宅を流通させようとする意図があることを感じます。
また前回は復興支援を兼ねて、地域の特産品である食品や家具などにポイント交換し、住宅業界ばかりではなく、他産業が潤うような仕組みがとられていましたが、今回は現ナマ。
住宅所有者と住宅業界に現金をばらまいて、良質な中古住宅を流通させ、悪質な中古住宅の建て替えを誘発。
資産価値の高い住宅をストックし、同時に経済を活性化させようというもの。
高性能建材導入促進事業150万、長期優良住宅化リフォーム100万、ネットゼロエネルギー125万など、100万を超える補助金政策がずらずらある中で、金額的には見劣りするものの、ハードルもやや低そうなので、申請に係る書類作成費が軽減される、中規模な断熱・耐震リフォームでも使えそう、など使い勝手のよい補助金制度になってくれることを期待しています。
時間的な要件は、予算成立の10/11以降の引き渡し、着工。
これからエコリフォームを行おう、と考えている人にとってはまさに「タナボタ」になるといいですね^^