思い込みや固定観念に縛られてしまう危険

「経験が人を成長させる」と聞くことがあります。

確かに、経験したことでないと身につかないという
話には説得力があると思う。

ただし、経験至上主義になってしまうのもまずい
のではないでしょうか？

そこには、大きな落とし穴がある気がします。

いわゆる、思い込みや固定観念に縛られてしまう
危険があると思うのです。

ところで、仕事の発展を阻害する3つのK
「経験・勘・気分」＝3Kという言葉があります。

この3Kによる具体的な弊害については、

経験⇒いままでの範囲内でしか仕事をしない。

勘⇒データや論理的思考を使わない。

気分⇒自分勝手の都合で仕事をすすめる。

といったところだ

また、過去の成功体験という呪縛から逃れる
ことが、いかに難しいかを経験的に実感して
いる人もいるかと思います。

だとすれば、せっかくの貴重な経験をしたと
しても、それを柔軟な思考によって生かす
ことができなければ発展させようもない。

もし、こんな言葉を日常使っていたら、
要注意だ。

「経験上、これは無理だね」

「いままでの経験上、この方法しかないよ」

「こうしなきゃね、経験上ね」

これらを知らずに知らずのうちに口をついて
ないか？

ただ、安定した環境下だったら、それでも
いいかもしれない。

しかし、現代のようにめまぐるしく変化する
環境下では、この固定観念に縛られることが、
成長を阻害する最大の要因になってしまう。

ではあなたが、固定観念に縛られてないか？

以下の7つでチェックしてみよう。

1「今までで特に問題はない」
→問題のない会社や仕事などあるわけがない

2「時間がない」
→工夫がないのでは？

3「自分はベストを尽くしている」
→そう思ったら、努力を放棄している

4「他の人も努力していない」
→成長しない人が言う言葉

5「会社の理解や援護がない」
→それじゃ幼いでしょう

6「今からでは遅すぎる」
→その瞬間からがチャンス

7「いまさら恥ずかしい」
→あなたが思う程人は見ていない

結果は、どうだったろう？

もし、三つ以上使っていたら固定観念に
縛られやすい傾向の可能性があります。

いずれにせよ、固定観念に縛られない
ように気をつけましょう。