コロナに負けるな、今こそ私達の源流を見つめ直せ!
自己実現とはいったい何でしょうか?
簡単に言えば、自分の能力や才能を
最大限に活かして、理想の自分に
なりたいということではないで
しょうか。
もちろん、自己実現の欲求自体は、
健全であり、全く問題ありません。
そもそも、理想の自分に向かって
いくことは素晴らしいことだと思い
ます。
ただ調子の良い時は、それで何ら
問題はないと思いますが・・・。
ただ、あくまで理想は理想であって、
通常理想通りに行かない事の方が
多いはずです。
そんな厳しい現実を目の前にすると
自己嫌悪や自己否定感が人生を覆い
始めてしまいます。
「結局自分は負け組だ。」
「あの人は夢を叶えてきっと幸せなん
だろうな。」
「それに比べて、自分はなんて惨めな
人生なんだ」
そんな気分に陥ってしまうかもしれません。
そんな感情になってしまうのは、自我が
大切なあることを忘れているからです。
そもそも、「なぜ自己実現したいのか」
という目的が不明瞭になっているから
です。
本来、自己実現とは、あくまで手段
であり、その目的は、ざっくり言えば、
人生の目的を達成する(多幸感を感じる
こと)だったはずです。
ところが、いつの間にか手段が目的に
なってしまう人がいるわけです。
たとえば、「世の中の役に立ちたい」
それは素晴らしい志だと思います。
反面、「社会の役に立つことができ
なければ、私はクズだ。」
ということになると、自己実現の
欲求は、むしろ苦しみの種になって
しまいます。
と言うか、今ここに生きているだけで
満点だと思うのです。
つまり、善悪の観念(主観的なジャッジ)
が邪魔をするわけです。
だからこそ、この観念が落ちるとありの
ままの自分を受け入れることができます。
理想通り行こうが行くまいが、今生きて
いることに幸せを感じつつ、他者と比べる
必要も無く、一歩ずつ自分のペースで自己
実現の道を歩いて行けばいいんです。