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肩甲骨のお話し②

常盤直孝

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テーマ:肩凝り予防



肩甲骨をはがす??

 「肩甲骨はがし」という言葉をよく聞きます。そもそも、肩甲骨をはがすとはどういうことなのでしょうか。肩甲骨は肋骨に付着しいているものではありません。肋骨の上を動くものです。肩が凝っている人の肩甲骨の、動きが悪くなっている状態をイメージして、「肩甲骨はがし」という言葉が生まれたのかもしれません。肩甲骨をはがすと、凝りが改善するというイメージが湧きやすくなります。胸郭(肋骨)という「海」に浮いている、肩甲骨という「船」は、港に繋がれていなければいけませんが、船を繋いでいるロープが、肩甲骨周囲の筋肉というイメージで良いのではないかと思います。「海」が荒れれば、船を岸に繋いでいるロープは張ってきます。荒れている海を、静かに安定させれば、肩甲骨は動きやすくなります。

肋骨の形と肩甲骨の形

 肋骨の形は、肩甲骨の形と一致しています。この写真は骨標本モデルですが、実際の骨の形も、パズルをはめたように、お互いの形状は一致しています。肋骨の動きに、肩甲骨の動きが影響を受ける一因といえます。肋骨は背骨に付着していますので、背骨の動きは肩甲骨の動きに影響するのです。肋骨には、肩甲骨だけでなく、骨盤や頭蓋骨からも筋が付着していますので、肩凝りには、肩甲骨周囲だけでなく、身体の様々な場所からの影響が及ぶことになります。肩凝りや肩の痛みは、その部分だけの問題ではなく、全身の様々な要因が影響している結果といえます。

背骨と肋骨、肩甲骨をしっかり動かす

 背骨と肋骨、肩甲骨を同時にしっかり動かすことは、非常に重要です。さらに、骨盤の動きを同期させると有効になります。肋骨の動きを改善することは、肩凝りの予防や軽減に繋がるだけでなく、腰痛の予防にも繋がってきます。具体的な方法については、弊社で指導しておりますので、肩凝りや腰痛にお困りの方は、是非ご相談ください。

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常盤直孝
専門家

常盤直孝(理学療法士)

フィジカルケア宮崎

肩こりや腰痛、関節痛の慢性的な痛みや怪我等回復後の不調など、長引く痛みや動きの違和感などに悩まされている方へ、理学療法士、トレーナーとして得た長年の経験を元に、さまざまな見地から原因を探り調整します。

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