塾長の考え(私大医学部受験)⑫

今朝は台風の影響で雨が強い。
北斗塾予備校の生徒の中には、
県北から通ってくる生徒がいる。
日向から2人。
延岡から1人。
高鍋から1人。
西都から2人。
生徒は何とかして来ようとするが、
勉強は自宅でもできる。
万一のことを考えたら、
「出て来いよ!」
とこちらからは言えない。
明日は模試がある。
第2回全統記述模試だ。
それで結果を出したい。
少しでもいい成績をとりたい。
その気持ちはわかる。
浪人生は誰でも一定の不安をもつ。
それが「成績アップ」という形で、
出てくることで気持ちが楽になる。
塾や予備校に来れば来るほど、
出来るようになる。
だから、来たい。
しかしながら、
命の方が大事。
「送り迎えがあるから…」
危険な状況の中で、
親御さん(ほぼ母親)たちが、
送迎する。
はたして、それは安全行為なのか?
かつて私が23歳で独立し、
自分の塾をもち、
塾長となったときに、
絶対的な最優先事項とは、
「生徒の成績を上げる!」
ということだった。
だから、
台風が来ても休塾とはせずに、
「軽めの台風なら当然やります!」
(子どもの成績アップが大事だから)
と宣言していた。
当時の親御さんたちのほとんどが、
無理をして塾に送ってくれた。
わが子を送ってくれた。
「塾長が言うからしょうがない」
そんな感じだったのだろう。
そのときのことを、
私は知り合いの塾長に後日話した。
もちろん相手はこの業界の先輩で、
すでにいろいろと経験がある。
だから私の判断を一刀両断した。
「きみは何をやっているんだ!」
成績が上がる。
それに執着してきた、ずっと。
大学生のアルバイト講師から、
ずっと。
そして成果を上げてきた。
だが、
いくら車だとはいえ、
送り迎えする親御さんの気持ち。
電車が止まり、
自宅に帰ることができなくなる、
生徒の不安感。
自分は塾(予備校)の本部の中で、
安全な状態でいるからいいが、
親御さんや生徒は危険な中でも、
塾や予備校が「開いていれば」、
来るのが当然(義務)だと思い、
何とかやって来ることもある。
だが何かがあってからでは遅い。
そして当時、
大雨の中、川の水が氾濫して、
田んぼと公道の境が見えなくなり、
運転を誤って車が田んぼに突入、
そんな最悪のニュースがあった。
一歩間違えば、
自塾の親御さんと生徒になるところ。
命を守る方が大切。
台風のときこそ、
北斗塾の指導の真価を発揮するとき。
自立型個別指導は自主性の向上。
主体性をもつ訓練。
だから、
台風時のときでも、
自宅で勉強できる。
この「実践」だ。


