塾講師のやる気の源とは?(その16)(終)

地区実力テストがあった。
これは中学3年生の試験だ。
「どうだった?」
「まあいつもよりはできたかも」
謙虚なことを言うのは、
この夏から入塾している中3のSちゃん。
夏期講習は、
別の有名な大手塾で受講予定だった。
が、行くのはやめて退塾した。
(お金は全額払っていたが…)
北斗塾に入塾し、無制限で毎日通った。
お姉ちゃんの薦めもあったのだろう。
お姉ちゃんは高3。
お姉ちゃんの夏は化学の夏だった。
化学ばっかりしなければ、
勝負にならないくらい弱点だから。
今はどうなったか?
60%くらいはできるようになったか?
(共通テスト基準で)
元々化学の苦手な高校生は多い。
だが、
その克服方法はもう確立している。
よって、
そのやり方を実行すればよい。
手順を間違うとすぐにダメになるが、
そこは慎重にやれれば大丈夫。
彼女も今後は上昇気流に乗るだろう。
さて、
22時過ぎまで自習をしていたTくん。
目指していた大宮高校普通科に、
合格して現在高1。
今のところ数学は順調。
英語はようやく追いついてきた。
※本人調べ(笑)
国語は古文がやばい。
(次回から半強制的に古文の学習開始!)
そして何と言っても、
Tくんは薬学部志望。
(未来の薬剤師)
だが、
塾での化学の学習は未開始。
これは9月8日から開始予定。
昨年8月に入塾してきたTくん。
ようやく今年の夏を経て、
自立型人間らしくなってきた。
こうなるまでに1年間を要した。
ここからは、
大勢の普通科の生徒をごぼう抜きにして、
半年以内にトップ10に入るだろう。
(お母さんの喜ぶ姿が目に浮かぶ)
話は戻るが、
中3のSちゃん。
志望は大宮高校文科情報科。
小学生から大手学習塾に通っていた。
どんなにがんばっても、
「あともうちょっと」
そう言う状態が精一杯だった。
今度の地区実力で、
おそらく過去最高の結果が出るだろう。
Sちゃんはとにかく尋常ではない。
ものすごく努力する。
お姉ちゃんと比べてもいい勝負だ。
これは…、
間違いなく母親の子育ての影響。
それ以外の原因は、ない。
高校受験で合格するかしないか。
Sちゃんのそれはもう決まっている。
(合格だと私は確信している)
結局のところ、
母親の子育てが上手くいっているかどうか。
この影響に勝てる「塾」はないだろう。
成績(真の学力という意味)は、
本人の生まれ持った素質よりも、
その子の「心的態度」と「母親の子育て」。
この2要素。
塾や学校は二の次。
Sちゃんを見るたびに毎回そう思った、
今年はそんな夏だった。


