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コラム
塾長の考え(防衛大学校受験)5
2023年9月9日
「小論文は『塾長に持って行って』と…」
Oくんが過去問(推薦入試)の小論文、
それを私のところに持ってきた。
担当講師に指示されたということで。
北斗塾総合本部においては、
小論文指導の基本の手順は、
各講師がある段階までわかっているが、
答案(小論文)作成などの、
最終チェックは私の担当となっている。
8月の後半からやりたかった小論文指導。
台風による休講やその振替など、
慌ただしく日々が過ぎていったことと、
Oくんの状態(体調)のこともあり、
先日からの本格的な添削指導となった。
が、ここで毎度おなじみの確認をする。
「小論文の対策なんだけどさ…」
「はい」
「学校でも当然してもらっているよね?」
「はい、もちろんしてもらっています」
「あ、そう。で、それはどこに?」
「はい、これです」
ここでOくんの手から私に、
小論文の書かれた原稿用紙が渡された。
「では、見させてもらおうかな…」
「はい、よろしくお願いします」
数分後。
「確認だけど、これで全部?」
「はい」
「學校の先生の指導はどんなふうに?」
「どんなふう…、はい、学校では…」
ここで一通りOくんの説明を聞いた。
どのように指導されているかということ。
それを手元の原稿用紙に記入された赤文字、
つまり学校の先生による赤ペン添削。
私はそれらを見ながら聞いた。
「OK.わかったわ」
「はい」
「今までに塾での小論文指導は?」
「これをやっています」
「OK、その中身を見せて」
「はい、これです」
「ふ~ん、よし、OK」
「はい」
「ここからはこちらの言う通りにしてね」
「はい、わかりました」
こういったやり取りをして、
本格的な小論文の指導をすることは、
ここ20年間くらいで30人以上になる。
そして、
この20年間でまともな指導をしているなと、
學校の先生に対して私が思ったことは、
実はただの1度もない。
そう、ただの1度もだ。
このこと自体は私は過去のブログで、
1~2回は書いてきたと思うが、
本当に学校の小論文の指導は適当である。
あくまでも「私見」だ。
しっかし、なぜなのだろうか?
毎回毎回いっつも思う。
理由は分からないが、
小論文の指導だけは本当にお粗末だと、
個人的には思っている。
それだけにうっすらと思うのが、
この傾向は宮崎市だけでなく、
全国的にもそうなのかどうなのか。
これが私にはわからない。
ただし、
この傾向が全国的に「そう」であれば、
考え方によってはチャンスである。
小論文で好結果を出せれば合格の可能性は、
大きく伸びるということになるからだ。
さて、Oくんだが…。
残りわずか一週間。
とにかくやるしかない。
(続く)
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