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小川玲人

住宅の適正診断が出来る不動産のプロ

小川玲人(おがわれいと) / 宅地建物取引士

あいプラン

コラム

雨漏りの原因解明

2017年7月7日 公開 / 2020年5月2日更新

テーマ:ホームインスペクション

コラムカテゴリ:住宅・建物

「店舗が雨漏りしている様で、一度観てもらいたいのですが」

数日前、お電話を頂きました。

雨漏りと聞くと、以前販売させて頂いた中古住宅にて雨漏りが発生し、とてもご迷惑をお掛けした上、解決まで時間が掛かったことを思い出します。木造住宅で、雨漏りの場所は1階の和室の窓近く。上は居室で、持ち出しバルコニーがありました。2階居室サッシ回りのコーキング切れか、床の防水シートの劣化か、バルコニー笠木の被りが少ないからか、はたまた後付けヒサシの接合部分か、などなど、色々調査を行って分かった事は、防水シートの立ち上がりの甘さと、居室方向に勾配がついた水切り板金の施工不良が原因でした。本当に泣かされた雨漏り調査でした。

話は戻りますが、今回伺った時点では雨漏りはしていませんでしたが、大雨が降ると漏れてくる様子。窓近くの天井から漏れていたようです。外には雨どいが付いていましたが、看板を取り付けるために後付けした外壁が雨どいを受け止めるようになってました。

恐らく、雨どいの掃除が行われておらず、溜まった雨水がオーバーフローして、建物内部に侵入していたと考えられます。

屋根に屋根に上ってみると、やはりこのような状態。








溢れそうな程、ヘドロが溜まっていました。恐らく、屋根にかなりのノロが這っていたので、これが雨で流れてきたのでしょう。

2枚目の写真の場所が問題の後付け外壁です。建物内部を通過する雨どいは小まめに清掃しなければなりません。

なお、今回の雨漏りとは関係ありませんが、屋根のトタンが錆び初めていました。いますぐ漏れるわけではありませんが、近い内に塗装等、何かしらの対処は行っていた方が良いでしょう




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