「花子とアン」 の言葉たち 「どんな朝でも美しい」
NHKの連続テレビ小説 「花子とアン」 から、目が離せなくなっています。
これは、 『赤毛のアン』 の翻訳を手がけた、村岡花子さんの半生を描いたドラマですが、
アンと村岡花子さんには、不思議なほど共通点があります。
ドラマには 『赤毛のアン』 になぞらえたエピソードが、随所に散りばめられていて、
そこには、本当にたくさんの 「すてきな言葉」 も、ちりばめられています。
「何かを楽しみに待つということが、そのうれしさの半分を占める」
教会の帰り道、日曜学校のピクニックがどれだけ楽しみかと言うことを力説するアンに、
「あんたは物事を思い詰めすぎるよ。一生の間にどのくらいがっかりするか知れないよ」
と忠告したマリラに対して、アンがこう答えるのです。
「何かを楽しみに待つということが、そのうれしいことの半分にあたるのよ。
そのことはほんとうにならないかもしれないけれど、でもそれを待つときの楽しさだけは
まちがいなく自分のものですもの。
なんにも期待しないほうが、がっかりすることより、もっとつまらないと思うわ。」 【第13章】
ドラマの中では、10年ぶりに腹心の友、蓮子と再会を果たした時に、花子が言った言葉です。
プレゼントを渡した瞬間の相手の喜ぶ顔を想像しながら、品物を選んでいる幸せ。
今度会ったら、何を話そう。何をしようと考えている幸せ。
楽しみを待つ間の準備こそが、人を成長させる。
そんな風に幸せは、いつもあなたの側にあります。
今年5月に、東京の洗足池図書館で 『赤毛のアン』 を読ませて頂きましたが、
10月には、母校の学園祭で、また 『赤毛のアン』 を読むことになっています。
今から楽しみにしています。
洗足池図書館での朗読会の模様はこちら
http://www.stage-up.info/person/cat1/post-199.php
洗足池図書館での朗読会の感想はこちら
http://www.stage-up.info/person/cat1/post-200.php