「訂正」 と 「お詫び」
昔は司会者の代読が多かった「花嫁の手紙」
初めは 花嫁の気持ちをちゃんと伝えなくてはならないという「使命感」の方が強くて
ほとんど泣くことはありませんでした。
そんなある日 花嫁の手紙を読んでいて 感極まって泣いてしまったのです。
どんなにこらえようとしても、だめだったのです。
お開き後 送賓のときに 花嫁に「ちゃんと読めなくてごめんなさい」と謝ったところ
「まるで自分が読んでいるようで 感激しました」と言われてびっくり。
それからはすっかり「泣き虫司会者」になってしまいました。
ただ司会の私が泣いてしまうと、会場のキャプテンや介添えさんも、サービススタッフも
ビデオやスナップのカメラマンも、みんなもらい泣きしてしまって困るのですが・・・
手紙では とても不思議な体験をしたことがあります。
新郎のお母さんから 新郎へのメッセージをお預かりして 披露宴の中でいざ読み始めたら
頭の上からすーっと何かが入ってくる感じがして 何だか体がしびれるような感覚で・・・
すると 今度は声がかわったんです。それは、新郎のお母さんの声でした。
どんなに自分の声に戻そうと思っても それは 手紙を読み終えるまで変わりませんでした。
お母さんの思いが それだけ強かったのだと思います。
そういう体験は、後にも先にも1回だけですが、その手紙も下書きを記念に頂いて、
宝物として大事にとってあります。
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