パワハラ防止法の義務化③~迅速かつ適切な事後対応
今回より、中小企業経営におけるコンプライアンス、対策すべき具体的な領域をひとつずつ挙げていきます。
まずは、「労務・取引の適正化」です。
労務・取引の適正化とは
「日々の当たり前」を整えることが出発点です。特に労務管理と取引条件の見直しは、ハラスメント予防にも直結します。
よくある身近なケース
長時間労働
繁忙期に「一時的な対応」として残業を依頼しているつもりでも、常態化すると労基法違反のリスクが高まります。従業員が断りづらい状況は、心理的圧力となりハラスメントと受け取られる可能性もあります。
残業代未払い
「暗黙の了解」でサービス残業が発生している場合、後から未払い請求やトラブルに発展することがあります。経営者の認識と現場の実態にズレがあるケースも少なくありません。
不適切な取引
急な仕様変更や価格調整の依頼が続くと、取引先との関係悪化や下請法違反のリスクが生じます。無意識のうちに優越的な立場を利用してしまうこともあります。
こうした一つひとつの積み重ねが、安心して働ける環境づくりにつながります。
まずは現状を見える化し、小さな改善から始めることが大切です。
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