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パワハラ防止法の義務化③~迅速かつ適切な事後対応

田丸伸二

田丸伸二

テーマ:コンプライアンス・ハラスメント教育

2022年4月から中小企業にも義務化されたパワハラ防止法。経営者が守るべき義務の3つ目は「迅速かつ適切な事後対応」です。
相談を放置せず、誠実に対応することが、強固な内部統制と安心できる経営の第一歩です。

ハラスメントの相談は、いわば「ボヤ」のようなもの。早期に発見し、正しく消火すれば大きな被害は防げます。

①相談・申告に対して速やかに事実確認・調査を行う
火災報知器が鳴ったら、まずは現場の確認が必要です。それと同じで、相談があった際は、当事者双方や周囲から客観的に話を聞くことが大切です。
「忙しいから後で」と放置せず、迅速に事実関係を整理することが、経営者としての誠実な姿勢を示し、社内の信頼回復につながります。

②被害者の保護や加害者への処分、再発防止策などの対応をする
火を消した後は、燃え移らないように環境を整え、火元を点検します。被害を受けた従業員のメンタルケアを行い、必要に応じて配置転換などの保護措置をとりましょう。
また、就業規則に基づいた厳正な対処や、研修を通じた再発防止策を講じることで、内部統制が機能する健全な組織へと進化できます。

誠実な対応が「強い経営」を作る

「相談を放置する」ことが、経営において最も大きなリスクとなります。
適切な教育と体制づくりは、従業員が安心して働ける環境を生み、結果として業績の安定にも寄与します。

まずは「話を聴く姿勢」を持つことから始めてみましょう。

※テーマ別コラム
バックオフィス
リスク管理・リスクマネジメント
コンプライアンス・ハラスメント教育
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田丸伸二(中小企業診断士)

たまる中小企業診断士事務所

30年以上の管理部門経験を持つ中小企業診断士が、中小企業の内部統制・リスクマネジメント・コンプライアンス教育を支援。ガバナンスを整え、中小企業の経営改善と持続的成長を実現します。

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