リスクへの基本的な向き合い方④~「受け入れる(ある程度は仕方ないと割り切る)」
今回より数回にわたり、中小企業におけるリスク管理の目的についてまとめてみようと思います。
まず、最も重要な目的、それは、会社を「潰さない」こと、つまり「事業の継続」です。
リスク管理は「転ばぬ先の杖」
経営を日々の生活に例えるなら、リスクマネジメントは「健康診断」や「戸締まり」のようなものです。特別な装置は不要ですが、少しの油断が大きな怪我につながるのが経営の難しいところ。中小企業にとっての最大の目的は、何より会社を「潰さない」ことにあります。
「致命傷」のリスク
大企業と違い、一度の事故・不祥事・資金ショートが即倒産につながるケースも珍しくありません。
例えば以下のようなポイントを把握しておきましょう。
•労災事故:一瞬の不注意が、大切な従業員の人生と会社の信用を同時に奪います。
•情報漏えい:PC1台の紛失が、長年築いた顧客との信頼関係を一瞬でゼロにします。
•ハラスメント問題:職場の空気が悪化すると、貴重な人材が流出し、法的責任を問われることも。
•取引先トラブル:契約内容の不備は、予期せぬ損害賠償や資金繰りの悪化を招きます。
内部統制は「みんなが安心して働くための仕組み」
「内部統制」と聞くと難しく感じますが、要は「誰がやっても正しく、安全に仕事が進むルール」を整えることです。
まずは今のリスク管理体制で、少しでも「ここが心配だな」と感じる部分を書き出すことから始めてみてはいかがでしょうか。
※テーマ別コラム
バックオフィス
リスク管理・リスクマネジメント
コンプライアンス・ハラスメント教育
経営理念



