リスクへの基本的な向き合い方③~「移す(保険や第三者に任せる)」
中小企業の経営で、すべてのリスクを完全に防ぐのは困難です。内部統制やリスクマネジメントの重要な考え方「受け入れる」を、日常の例を交えて解説。経営者の皆様が今の管理体制に抱く不安を、現実的な安心感へと変えるヒントをお届けします。
完璧を目指さない「リスクの受容」
リスクへの基本的な向き合い方、最後は「受け入れる」ことです。これは単なる放置ではなく「影響が小さいから、対策コストをかけずに見守る」という前向きな選択です。
降水確率10%の日の判断
例えば、雨が降るか微妙な日に「傘を持たずに出かける」こと。万が一濡れても、一日中重い傘を持ち歩く負担を考えれば「仕方ない」と割り切る。これも立派なリスク管理の形です。
経営における3つの「受け入れる」事例
実際の経営現場でも、あえて対策を絞る場面があります。
•軽微な事務ミス:二重三重のチェックで業務を止めるより、発生時に修正する方が効率的な場合。
•安価な備品の故障:高額な保守契約を結ぶより、壊れたら買い替える方が安上がりな場合。
•少額取引の未回収リスク:数百円単位のネット注文に対し、数千円かけて相手の信用調査を行うことは非現実的。
まとめ
リスクマネジメントに「正解」はありません。解説させていただいた4つの向き合い方も、企業の現況やリスクの大きさ、頻度等により、選択肢は一つではありません。まずはひとつひとつのリスクをしっかりと認識することからスタートしてみましょう。
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※2025年テーマ別コラム
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