コンプライアンスリスクの現状認識~「うちは大丈夫」という油断のリスク~
距離が近い職場、指導が「感情的な衝突」にすり替わっていませんか?
中小企業における内部統制やコンプライアンス体制の不安を、実務的な視点で解消します。経営者がハラスメントに敏感になることが、社員と会社を守る第一歩。まずは現状を知ることから始めましょう。
距離が近いからこそ見えない「指導」と「感情」の境界線
顔が見える距離感で働く良さは、中小企業の大きな強みです。しかし、その「近さ」が裏目に出る場面も少なくありません。
長年一緒に暮らしてきた家族のように、遠慮がない分だけ言葉が鋭くなってはいませんか?「これくらい言わなくてもわかるだろう」「期待しているから厳しく言うんだ」という管理者や先輩の想いが、受け手にとってはハラスメントと感じられてしまう。人数の少なさが、客観的な視点を失わせる「密室化」を招いてしまうのです。
組織の「密室化」を防ぐハラスメント対策の考え方
専門の部署や相談窓口が明確でない場合、問題は表面化しにくく、気づいた時には離職やトラブルに発展しているケースも多いものです。これを防ぐために必要なのは、ガチガチのルールよりも、まず経営者自身の「敏感さ」です。
•経営者が自らハラスメント対策の重要性を発信し、行動で示す
•従業員が「ここは風通しが良い」と感じられる仕組み(個別面談等)を少しずつ構築していく
•起こった事象に対し、対話を通じて学んでいく機会を作る
これらは、日々のコミュニケーションを少し見直すだけで始められる立派な経営努力です。
安心できる職場環境をつくる
ハラスメント教育は、誰かを責めるためのものではなく、社員全員が安心して個性を発揮するためのものです。
経営者自身が敏感であろうとすること、そしてその想いを伝えていくことが最も重要なのではないでしょうか。
※2025年テーマ別コラム
【バックオフィス】 【リスクマネジメント】 【コンプライアンス・ハラスメント教育】
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