リスクへの基本的な向き合い方①~「避ける(やらない・持たない)」
中小企業の経営における「今の管理体制で大丈夫?」という不安。リスクマネジメントや内部統制は難しく見えますが、「工夫でリスクを軽くする」という方法もあります。これはリスク対応4つのスタンスのうちのひとつです。日常の例えを交えて経営者が今すぐできる備えを分かりやすく解説します。
自転車に乗る時の「ヘルメット」
日々の経営の中で「もしものことがあったら……」と不安を感じることはありませんか? リスク管理と聞くと難しく感じますが、例えば、自転車に乗るときの「ヘルメット」と同じだと考えてみてください。ヘルメットを被っても転ぶ可能性をゼロにはできませんが、万が一のケガを「軽く」できます。
このように、起きてしまう可能性のあるトラブルに対して、工夫や道具を使ってその影響を最小限に抑えることが、リスクマネジメントの第一歩です。
3つの「軽くする」工夫
管理部門での実務経験から、中小企業の現場で特に効果が高いと感じる「リスクを軽くする」方法を3つご紹介します。
•チェックリストの作成: 慣れた仕事でも何かを忘れてしまうことはよくあります。いつでも同じ品質で対応できるようにすることで、ミスや業務の停滞を減らします。
•決裁フローのルール化: 「誰がどこまで判断していいか」を明確にすることで、経営者の知らないところでトラブルが大きくなるのを未然に防ぎます。
•整理整頓(5S)の徹底: 重要な書類やデータの置き場所を決めるだけで、紛失や情報漏洩のリスクをグッと抑えることができます。
これらは立派な内部統制の一環です。まずは「これならできそう」と思える小さな工夫から始めてみてはいかがでしょうか。企業の状況に合わせた、無理のない備えをすることが、もっとも負担の少ないリスク管理です。
※2025年テーマ別コラム
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