リスクマネジメントが進まない！？
中小企業経営者の皆さま、経理や総務の「属人化」や「うっかりミス」に不安を感じていませんか？本記事では、管理部門経験を持つ中小企業診断士が、リスク管理の視点から、実務的なヒューマンエラー対策と仕組みづくりを優しく解説します。
経理・総務の「属人化」に潜む経営リスク
毎日現場を走り回る経営者の皆さま、ふとした瞬間に管理部門に対してこんな不安を感じることはありませんか？
•「経理担当が急病で休んだら、明日の振込業務が止まってしまう」
•「最近、請求書の金額ミスなどの小さなトラブルが続いている」
日々の経営において、売上を作る「攻め」と同じくらい大切なのが、会社を守る「守り」の部分です。特に少数精鋭の中小企業では、特定の担当者に業務が集中しがちです。「その人しか分からない」状態は、不正や業務停止といった大きなリスクの種になりかねません。
精神論は不要！ミスを防ぐ「仕組み化」の具体策
「もっと気をつけて」と注意するだけでは、残念ながらヒューマンエラーはなくなりません。 リスクマネジメントの第一歩は、人の意識に頼るのではなく、「誰がやっても間違えない仕組み」を少しずつ作ることです。管理部門の実務経験から言える、今日からできる対策をご紹介します。
「業務の見える化」でブラックボックスを解消
複雑なマニュアルは不要です。「請求書発行の手順」など、簡単なチェックリストを1枚作るだけでも効果があります。「何を確認すべきか」が明確になり、ミスは劇的に減ります。
「ダブルチェック」で担当者の負担を軽減
「担当者任せ」にせず、重要な処理は必ず二人で確認するフローを入れましょう。ミスを防ぐだけでなく、担当者の心理的な負担を減らすことにもつながります。
まとめ
完璧な体制を一気に作る必要はありません。まずは「ヒヤリとしたこと」をメモに残すことから始めてみませんか？その積み重ねが、会社を強くするリスクマネジメントにつながります。
自社の管理体制について、「どこから手を付ければいいか分からない」と思われたら、いつでもお話し相手になります。まずはお気軽にご相談ください。
※テーマ別コラム
【バックオフィス】 【リスクマネジメント】 【コンプライアンス・ハラスメント教育】
【経営理念】
