リスクマネジメントのデメリット1/5~コストや時間がかかる~|今は余裕があっても、先送りが将来の負担になる?
顧客対応や見積管理、下請けとの交渉など、営業現場の情報整理はリスク管理の基本です。「見える情報」で経営判断の精度を高めましょう。
営業現場で起こりうるリスク
営業活動では、日常の判断が思わぬリスクに直結することがあります。
•見積金額の独自判断によるトラブル:営業担当が顧客との商談時に独自に金額を決め、後で経営方針や利益計画とずれが生じるケース
•下請法上のトラブル:仕入先や下請けとの金額交渉が不適切で、契約トラブルや法令違反につながるケース
•顧客情報や交渉履歴が個人の管理に依存しているため、引き継ぎや判断に支障が発生
情報を整理して「見える化」する方法
営業現場のリスクは、情報整理と共有で大幅に減らせます。ポイントは次の通りです。
•見積・契約情報の統一管理:金額や条件の決定権限を明確化し、履歴を全員が確認できるようにする
•商談メモ・交渉履歴の共有:顧客対応や仕入れ先・下請けとのやり取りを記録し、いつでも経営者や管理者がチェックできる状態にする
•ルールとチェック体制の明確化:下請法や社内規定に沿った交渉の手順を整備し、営業担当を中心とした社内全体で共有しておく
こうして情報を「見える化」しておくことで、経営判断の精度が上がり、属人化のリスクも減らせます。
「個人商店化」を排除していく
営業現場の情報は、整理・共有するだけで大きくリスクを減らせます。
慌てず、少しずつルールや履歴を整備して、経営者や管理者と共有することが大切です。
「うちの営業情報の管理、ちょっと心配だな」と思ったときは、気軽にご相談ください。
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