リスクマネジメントのデメリット2/5~柔軟性が下がる?~|ルールが増えて動きにくい?現場を守る「自由の仕組み」づくり
中小企業の経営者が見落としがちな“見えないリスク”とは? 管理部門経験をもとに、日常業務に潜むリスクの気づき方と、経営を守る第一歩をわかりやすく解説します。
「うちは小さい会社だから大丈夫」と思っていませんか?
ある中小企業の経営者が、「うち程度(社員10人)の会社にリスクなんて関係ない」と話していました。
ところが、担当者の退職をきっかけに入金処理や支払処理が滞り、取引先から信用を失ったそうです。
実はこうした事例、決して珍しくありません。
•特定の人に仕事が集中している
•書類やデータの管理ルールがない
•トラブル時の対応が属人的になっている
こうした“見えないリスク”に気づくことが、まずは経営を守る第一歩です。
中小企業にこそ必要なリスクマネジメント
リスクマネジメントとは、難しい仕組みを作ることではありません。
「日常業務の中で、どこにリスクが潜んでいるかに気づくこと」が大切です。
具体的には、
•重要書類や情報の管理が偏っていないか確認する
•社員が困ったときに誰に相談すればよいか整理する
•手順やルールを明文化して共有する
こうした整理により、トラブル発生時の混乱を最小限に抑えられます。
管理部門の実務経験から言えるのは、整った会社ほど社員の安心感が高く、経営者が本業に集中できるということです。
小さな見直しが、大きな安心につながる
リスクマネジメントは「守りの経営」ではなく、「安心して前へ進むための備え」です。
「うちの体制、少し心配かも」と思ったら、それが成長のチャンスです。
身近な経営の悩みも、どうぞお気軽にご相談ください。
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