管理部署に「参謀」はいますか?①~社内にいないなら、外部に“参謀”を探そう~
「外部参謀を探す」という選択をした経営者が、実際にどんな成果を得ているのか。今回はそのメリットについてお伝えします。
前回紹介した京都府の製造業の社長は、外部専門家と顧問契約を締結しました。月に数回のミーティングを通じて、評価制度の設計、採用戦略の見直し、労務管理の改善などを進めた結果、社員の定着率が向上し、社内の雰囲気も大きく変わりました。社長自身も「相談できる相手がいるだけで、精神的にかなり楽になった」と語っています。
外部参謀を活用するメリットは、単なる業務支援にとどまりません。
・意思決定のスピードと質が向上する
経営者が一人で悩む時間が減り、専門的な視点からの助言で判断が早くなります。
・社内の仕組みづくりが加速する
制度設計や業務フローの整備など、社内にノウハウがない部分を補ってくれます。
・社員の安心感につながる
「会社がちゃんと考えている」と感じてもらえることで、定着率やモチベーションが向上します。
・コストを抑えながら専門性を得られる
フルタイム雇用ではなく、必要なときに必要なだけ関わってもらうスタイルも可能です。
もちろん、外部の人間に会社の内情を話すことに抵抗がある方もいるでしょう。しかし、信頼できる相手を見つけることができれば、経営者の孤独は確実に軽減されます。特に、管理部門の整備や制度設計などは、経験豊富な第三者の視点があると、驚くほどスムーズに進むこともあります。
会社の成長に合わせて、管理部門にも“戦略”が必要です。営業や現場だけでなく、社内の仕組みづくりにも目を向けることで、より強い組織が育っていきます。
「外部参謀」は、あなたの経営にとって、思った以上に頼れる存在になるかもしれません。
バックオフィスアドバイザーは管理部署の専門家です。
※過去関連コラム【管理部署に「参謀」はいますか?①~社内にいないなら、外部に“参謀”を探そう~】https://mbp-japan.com/kyoto/tam-smec/column/5203422/



