住宅の火災保険を考える【1】これから住宅を購入・新築する予定
この記事を読んでくださっているということは、家を買うことに対して興味を持っておられる状況だと思います。
みなさんは今どのような状況でしょうか?
どういった疑問や関心をお持ちでしょうか?
ア)そろそろ家を建てようかなーとぼんやり思っている。
→ 疑問や不安はまだない。
家を買うにあたって知っておくべき情報を得ておきたい。
イ)チラシやWebで物件情報を収集している。
住宅展示場・モデルルームを見学した。
→ どれくらいの予算が自分たちに合っているのかわからない。
ウ)具体的に工務店や住宅メーカーと打合せをしている。
→ すごくいい物件が見つかったけど、
提案された返済プランで本当に大丈夫??
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京都朝げいこライフマネー講座の講師を担当しています。
http://asageiko.jp/course/2012_summer_life-money/
※ このリンク先は2012年夏場所です。
第5回目「住宅購入と住宅ローンを知る/運命を分ける資金計画」にて質問をいただきました。
『住宅ローンや資金計画については、どの段階で相談したらよいか。』
物件を決める前、家の購入を考えておられる早い段階での相談が一番望ましいとお答えさせていただきました。
もちろん物件を決めてからでも大丈夫です。
しかし、取り得る選択肢の幅は明らかに変わってきます。
相談は早ければ早いほどいいのは間違いありません。
現実には契約を交わされて、頭金も支払われて、建築も進み、さて住宅ローン決済が近づいてきたという段階での相談依頼が多いように思います。いよいよという段階で、返済期間35年のスタートとなる住宅ローンの内容に目が行くということでしょうか。
もちろんこの段階でも、相談に来ていただければ何らかの対策は検討できます。
その段階まで進んでしまうと、取り得る選択肢がかなり限られてしまうため住宅ローンそのものを何とかするというよりは、家計全体を見直すことで住宅に回す費用を作り出すという表現が適しているかもしれません。
その段階では、例えばいかに変動金利を不安に思われたとしても、低い変動金利で検討されていたものを(変動金利に比べて)高い固定金利に切り替えるということはほとんどできません。大幅に増えてしまう毎月の返済負担額に耐えられない状態だからです。
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最後にズバリ書きます。
多くのケースが住宅ローンの借り過ぎだと考えられます。
オプション等で予算額が膨らみ、買い揃えたい家具が増え、手持ちの現金にも余裕がなくなってしまうケースです。
当面の返済は大丈夫かもしれません。
仮に近い将来、若干の金利上昇があったとしても、金利上昇分は返済に大きな影響を与えないかもしれません。
ところが、その毎月の返済額が増したところへ、教育費の負担増、固定資産税の優遇期間の終了、住宅ローン減税期間の終了、給与・賞与の減少があった時に、それを補える余裕資金(貯蓄)を作ることができているでしょうか。
繰り返します。
住宅ローン相談・住宅購入資金計画相談のタイミングとして望ましいのは、家の購入を考えておられる段階です。
もしくは、ぼんやりと考えようかなーと思っている段階でもお勧めしたいです。
そもそもの購入の予算から考えることができます。
もちろんたくさんの物件を検討されることがたいせつです。最初から予算の範囲を決めすぎて、ストレスの大きな物件選択はできるだけ避けたいものです。
ある程度は大上段に構え、大きな理想の家づくりも一度は試みてもらいたいです。そうすることで、例え限られた予算であっても、それを乗り切るだけのアイデアや自分たちで対処できる術も生まれてくるはずです。
住宅ローン・住宅購入資金計画でたいせつなのは、借入額を過大にしてしまわないことではありません。そのことが大きな弊害となって、貯蓄が作れない状況というのが最も避けなければならないポイントです。
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あわせて読んでいただきたいコラム
・住宅の火災保険を考える【1】これから住宅を購入・新築する予定
http://mbp-japan.com/kyoto/money-2nd/column/5130/
火災保険は諸費用の単なる1つではありません。
・病気やケガで長期間働けなくなってしまったときに ~長期就業不能所得補償保険~
http://mbp-japan.com/kyoto/money-2nd/column/4319/
住宅ローンを組まれる人には必ず読んでいただきたいです。
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